小さいツナ缶ひとつで作れる絶品のスパゲッティ。作るのは簡単ですが、ツナのコクとケッパーの深い味わいでまるでレストランのような本格味に仕上がります。味が落ちにくいので、ソースをまとめて作っておくといつでもおいしいパスタがいただけますよ。
◆ポイントは、トマトを入れたら軽くとろみがつくまで煮込むことと、パスタの茹で汁を加えてしっかり乳化させること。 あとはツナとケッパーでしっかり味が締まるので、誰が作ってもおいしくできます。 ◆レシピは2人分ですが、倍量、倍々量でまとめて作って冷凍しておくのもおすすめ。 その場合はソースをフライパンで温め、手順5からどうぞ。
トマトはざく切りにする。 玉ねぎ、にんにくはみじん切りにする。
フライパンにツナ缶のオイルとオリーブオイル、にんにくを入れて火にかける。 香りが立ったら玉ねぎを入れ、軽く塩を振って炒める。
玉ねぎに透明感が出たらトマトを加え、そのまま時々かき混ぜながら トマトが煮くずれてとろみが出てくるまで煮込む。 (※ふつふつするくらいの火加減で約5分ほど。) その横で鍋に湯を沸かし、塩(分量外)を入れて、袋の表示通りにスパゲッティを茹で始める。
ツナとケッパーを混ぜ入れ、味をみて、トマトの酸味が強ければ砂糖を、 塩気が足りなければ塩を少々加えて味を調える。
パスタの茹で汁を大さじ2ほど加え、火にかけたまま、 フライパン全体を揺するようにしてソースが濁るまでしっかり乳化させる。
茹で上がったスパゲッティをからめて皿に盛り付け、 すりおろしたパルミジャーノ・レッジャーノを添えていただきます。
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庭乃桃
料理・食文化研究家
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士 / 文筆家 はじめまして、庭乃桃(にわの・もも)と申します。 どこの国の料理でも、食べたいのは しみじみ "おいしい!" と思えるごはん。 和のおかずから、洋食、エスニック、 本場ヨーロッパの家庭料理まで、 旬の食材や季節感を大切にした おいしいものが大好きです。 企業様向けレシピの開発や、 レシピ記事の制作、本やコラムを書く仕事を しています。 時々、翻訳、講演なども。 いろいろなレシピがあるので、 よかったらぜひのぞいていってくださいね!