ほんのりスパイスが香る、クリスマス気分のオレンジティー。 さっと煮てオレンジのフレッシュさを残したシロップ煮は、紅茶に入れる以外にもヨーグルトにかけたり肉料理のソースなどに加えてもおいしいです。ティーはホットワインがわりとして、アルコールが苦手な方にもおすすめですよ。
◆オレンジは、苦みのある皮の白い部分をしっかり取っておきます。 ◆シナモンは、スティック(ホール)とパウダーを使う場合とで加えるタイミングを変えます。スティックなら最初から一緒に煮出し、パウダーならあら熱がとれてから混ぜ入れると風味がしっかり立ちますよ。
オレンジは天地(ヘタとおしりの部分)を切り落として、包丁で皮をむく。 残った白いワタの部分もきれいにそぎ取り、薄皮と果肉のあいだに包丁を入れて ひと房ずつ丁寧に果肉を取り出す。
小鍋にA 水200cc、白ワイン100cc、クローブ2~3本、シナモン(スティック / パウダー)1本 / 少々を入れて火にかける(※シナモンパウダーを使う場合は、ここでは加えないでください)。 煮立ったら中火でしばらく沸かしてアルコール分を飛ばし、 きび糖を加えてしっかり煮溶かす。
オレンジを加え、再び煮立ったら火を止めてそのまま冷ます。 (※シナモンパウダーを使う場合は、ここであら熱がとれてから混ぜ入れます。)
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庭乃桃
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士。 大学院でヨーロッパの歴史・文化を専攻し、現地へ留学。結婚をはさんで数年を過ごすなか、生活のベースとしての「食」の大切さを改めて感じて食の道へ。その土地ごとの暮らし・風土からうまれる料理や食のありかたを学ぶ。 現在は、料理家として企業向けレシピの開発やスタイリング・撮影を手がけるほか、食に関する書籍・コラムの執筆や翻訳、講演など多方面で活動中。 2020年、欧州連合(EU)の食品・飲料プロモーション「パーフェクトマッチ・キャンペーン」で、EU食材×日本食材のマッチングによる季節のオリジナルレシピを開発・監修。広尾のヨーロッパハウス(駐日欧州連合代表部)、国内最大の”食”の見本市・ファベックス関西ほか会場で、同キャンペーンの基調講演をおこなった。