ブルーベリーを敷き詰めて、生地を流し入れて焼くだけなのに、焼き上がりがなぜか3層に、そしてブルーベリーが中間に位置してしまうという、名前通りのマジックケーキです。低音でじっくりと焼き上げるので、上部はまるで台湾カステラ風。それなのに下部はややもちもち感のあるフラン、少し固めのプリン風に。中央部はちょっとクリーミーなソース風でブルーベリーの酸味と一緒にいただきます。一皿で3度美味しいこちらのケーキは、焼き上がり後じっくりと冷やしてからいただくのがポイント。時間はかかりますが、それだけ価値のある美味しさに。
低音でじっくりと焼き上げた後は、粗熱を取ってから冷蔵庫でしっかりと冷やします。最低3,4時間は冷やしてください。そうしないと中間部の生地がきちんと固まらずに中途な出来上がりとなってしまいます。 ブルーベリーはたくさん入れたほうが美味しいです。冷凍のブルーベリーでも作れますが、その場合にはブルーベリーは解凍はせずにそのまま使用してくださいね。 注)写真は2倍の量12人分で作っています。(バター125g、薄力粉115g、他はすべて2倍の分量)このレシピのように半量6人分の場合は、少し高さが低めの仕上がりとなります。
A 卵黄2個分、砂糖75g、水大さじ1をハンドミキサーで白っぽくなるまで混ぜる。
工程1にB バター65g、薄力粉60g、レモンの皮1個分、牛乳250mlを順番に加えていく。 (バター、ふるった薄力粉、レモンの皮、温めた牛乳の順)
C 卵白2個分、塩ひとつまみを角が立つまでしっかりと泡立てる。
工程3に工程4を3回に分けて入れていく。 ゴムベラで下から上に持ち上げるようにしながら、ざっくりと混ぜ合わせる。→あまり混ぜすぎないのがポイント!4,5回程度で十分!
スクエア型にオーブンシートを乗せ、バターを塗る。 ブルーベリーを底一面に敷き詰める。
工程5に工程4の生地を静かに流し入れ、 160度で約50分焼き上げる。 (40分からチェックをしながら)
焼きあがったら粗熱をとり、冷蔵庫で最低でも3,4時間冷やす。
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Tsugumi
日系航空会社の国内&国際線に12年間乗務しながら 各国の美味しい食文化に触れる。 休職留学制度を利用し、フィレンツェへ留学。 イタリア語とともにイタリア料理を習う。 イタリア料理以外にも、ヴェトナム料理、懐石料理を学ぶ。 2008年に退社後、イタリア、ローマへ。 ローマシェラトン内の料理教室でイタリア人に和食を教えるも 妊娠を機に専業主婦となる。 娘を全日制の日本人学校幼稚園に入れると そこで知り合った大使館や駐在の奥様より イタリア料理を教えて欲しいとの要望をいただき 2014年より自宅で料理教室を始めることに。 旬の素材を用いて、簡単に美味しくいただけるものをメインに 視覚からも2度美味しい、オリジナルレシピを紹介している。 2021年にはイタリアの料理対決番組に出演し、勝利。 イタリア人の有名シェフに日本人らしい繊細な料理を評価される。 ⭐︎得意料理は旬の野菜を用いたもの&創作料理⭐︎ Nadiaでは出来るだけ時間のかからないシンプルで簡単な料理を ご紹介していきます。イタリアンを中心に、それだけにはとどまらない 現地で出会った世界各国の美味しいレシピを 再現していけたらと思っています。