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    • 公開日2019/11/27
    • 更新日2019/11/27

    本当に美味しいロールケーキ|何度も作りたい定番レシピVol.101

    お店のようなふわふわロールケーキがおうちでも作れる! 今回はスポンジとクリームのシンプルなロールケーキの作り方をご紹介します。焼き時間も短く、意外と簡単に作れるので普段のおやつにもぴったり! Nadiaで人気の料理研究家が自信を持っておすすめする定番レシピシリーズです。

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    本当に美味しいロールケーキ|何度も作りたい定番レシピVol.101

     

    ふわふわ生地と濃厚クリームがたまらない♪

    ふわふわのスポンジ生地で濃厚なクリームを巻いたロールケーキ。素材にこだわったスポンジとクリームだけのシンプルなものから、フルーツをたっぷり巻いた贅沢なものまで、ケーキ屋さんでもさまざまな種類が販売されていますね。
    ロールケーキの基本の材料は卵、砂糖、薄力粉、バター、生クリームととてもシンプル。スポンジ生地は天板に薄く流して焼くので、焼き時間も12~13分ほどと短時間でできあがります。
    焼いた生地にクリームを巻くだけで手軽に作れるので、意外と簡単で普段のおやつにもぴったりですし、生クリームやフルーツでかわいくデコレーションすればおもてなしにも最適です。

     

    「共立て」と「別立て」

    ロールケーキの生地の作り方には大きく分けて「共立て」・「別立て」と2種類の方法があります。
    一番ベーシックなのが、「共立て」で作った「ジェノワーズ」でクリームを巻いたロールケーキ。「ジェノワーズ」とはスポンジケーキのことで、全卵と砂糖を一緒に泡立てて作る「共立て」という方法で作ります。しっとりとしたキメの細かい生地が特徴で、ショートケーキやロールケーキなどのスイーツに使用されている基本のスポンジ生地です。

    また、「別立て」で作るロールケーキの生地は、卵を卵黄と卵白に分けてそれぞれ泡立ててから混ぜ合わせて作ります。こちらの生地は共立てで作る生地よりも軽い仕上がりになります。

    今回は、しっとりふわふわな「共立て」のジェノワーズを使って作る基本のロールケーキの作り方を詳しくご紹介します。ジェノワーズを作るときのポイントや巻き方をマスターして、美味しいロールケーキをおうちで作りましょう!

     

    基本のロールケーキの作り方

     

    【材料(8人分/27×27cmのロールケーキ天板1台分)】

    卵 3個
    グラニュー糖 70g
    薄力粉 50g
    A無塩バター 15g
    A牛乳 25g
    B生クリーム(乳脂肪45%) 150ml
    Bグラニュー糖 12g

     

    【作り方】

    【下準備】
    ・薄力粉はふるう。
    ・ロールケーキ天板にオーブンシートを敷く。
    ・オーブンを190度に予熱する。
    ・Aを湯せんにかけて溶かす。

    1.ボウルに卵を溶きほぐしてグラニュー糖70gを入れて混ぜる。湯せんにあてながらハンドミキサーのスイッチを入れずにぐるぐると混ぜる。

    【POINT】
    ・卵を人肌程度に温めることで卵の泡立ちがよくなります。
    ・湯せんの温度は60度くらいが目安です。

    2.卵が人肌程度に温まったら湯せんから外し、ハンドミキサー高速で白っぽくもったりとするまで泡立てる。
    ハンドミキサーを持ち上げて生地を落としたときに線がしっかりと残る程度が目安。ハンドミキサー低速でゆっくりと混ぜてキメを整える。

    【POINT】
    ・ふわふわのスポンジ生地を作るにはしっかりと泡立てることがポイントです。
    ・生地を持ち上げたときに8の字が書けるくらいまでしっかりと泡立ててください。

    3.ふるった薄力粉を加えてゴムベラで底から大きく返すように混ぜ合わせる。粉っぽさがなくなるまでよく混ぜ、湯せんで溶かしたAをゴムベラにあてるようにして回し入れ、底から大きく返すように混ぜ合わせる。

    【POINT】
    ・ボウルの底に粉がたまりやすいので、底から大きく返すように混ぜ合わせるのがポイントです。
    ・バターと牛乳は使う直前まで湯せんで温めておきます。

    4.生地にツヤが出たら、天板に流し入れる。カードやゴムベラを使って表面を平らにならす。天板の底をトントンとたたいて空気をぬく。

    【POINT】
    ・型の四隅に生地を伸ばしてから表面を平らにならします。

    5.4をオーブンの天板にのせて、190度に温めたオーブンで12~13分焼く。焼きあがれば、天板から外して粗熱をとる。

    【POINT】
    ・生地を指で軽く押さえてみて、弾力があれば焼き上がりです。
    ・オーブンによっても焼き時間が変わるので調整してください。

    6.ボウルにBを合わせて、ハンドミキサーか泡だて器で8~9分立てにする。

    【POINT】
    ・生クリームがゆるいと巻きにくいので角がたつまで泡立てます。

    7.5の側面のオーブンシートをはがす。上に新しいオーブンシートをかぶせて上下を返し、焼いたときに使用したオーブンシートをゆっくりとはがす。再度上下を返して、新しいオーブンシートの上に焼き目が上になるようにしてのせる。

    8.巻き終わりになる部分の生地を斜めに切り落とす。

    9.6の生クリームをのせて、パレットナイフでぬり広げる。巻き終わりの部分はクリームを薄くしておく。

    【POINT】
    ・巻いていくとクリームが押し出されていくので、巻き終わりはクリームを薄くしておくことがきれいに仕上げるポイントです。

    10.手前のオーブンシートごと生地を持ち上げて、手前に小さく芯を作る。

    【POINT】
    ・手前を小さく折るようにして丸め、それを芯にして巻いていきます。

    11.そのまま奥に向かって巻いていく。巻き終わったら手前にきゅっと少し強く巻き、形を整える。オーブンシートに包んだまま、冷蔵庫で約1時間冷やす。

    【POINT】
    ・冷蔵庫で冷やすことで生地とクリームがなじんで切りやすくなります。

    12.両端を切り落として、8等分に切り分ければできあがり。

    【POINT】
    ・切り分けるときは包丁をお湯で温めて、水分をふき取って切るときれいに仕上がります。

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    ロールケーキ


    スポンジ生地とクリームのみで作るシンプルなロールケーキなので、生クリームは乳脂肪45%ほどの濃厚なものを使用するとリッチな仕上がりになるのでおすすめです。

    生地の味を変えたり、フルーツを巻いたりとさまざまなアレンジをするのもおすすめです。スポンジ生地にココアや抹茶を加えたり、クリームをチョコレート入りの生クリームにしてみたり、チーズクリームを巻いても美味しいですよ。クリームの中にいちごや栗など季節のフルーツを巻き込めばさらに豪華な仕上がりに!
    生地とクリーム、フルーツの組み合わせを変えればアレンジは無限大! プレーンのロールケーキをマスターしたら、ぜひお好みの組み合わせでアレンジも楽しんでみてくださいね。


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    このコラムを書いたArtist

    松井さゆり
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    松井さゆり

    • 野菜ソムリエ
    • フードコーディネーター

    フードコーディネーター/料理家/ いつもの食卓に+Oneのアイデアを!料理の基本を大切に。添加物はなるべく使わない身体にやさしい食事がモットー。旬の野菜をたっぷり使用した毎日のごはんやおうちで簡単に作れるスイーツレシピをご紹介しています。 ◆レシピ開発 ◆コラム執筆 ◆フードスタイリング ◆料理教室 ♦経歴♦ 大阪出身 レコールバンタンフードコーディネーターコース卒業 *イタリアンレストランにてキッチンスタッフ・ホールスタッフとして勤務 *フードコーディネーター事務所に勤務・企業様のメニュー考案、撮影などに携わる *料理教室講師 ♦資格♦ *FCAJフードコーディネーター2級(食の商品開発) *だしソムリエ *発酵食エキスパート *jr野菜ソムリエ *JSAアイシングクッキー認定講師 *食品衛生責任者 ◆受賞歴◆ *2018年 Nadia【コラム賞】受賞 *2019年 レシピブログ「フーディストアワード2019」ホットケーキミックス部門【レシピ賞】受賞 *2020年 E・レシピ【秋のキノコレシピコンテスト】優秀賞受賞

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