ヴィエノワとは、ウィーン発祥のパン。 バゲットの元となったパンとも言われています。 細長くスタイリッシュで細やかなクープが特徴的です。 元々は、素朴な生地で作られたものが主流でしたが、現在ではバターやミルクが多く入ったリッチな配合のものが多く見られ、ミルククリームをサンドした『ソフトフランス』として、お店で見かけることも。 今回は、バレンタインも近いので、生地にココアを加え、クリームには板チョコをプラスしてチョコ風味なヴィエノワレシピを作りました。 パリッとした生地に優しい甘さのクリームがマッチして、まるでお店のようなパンに仕上がっているのでぜひ作ってみてください。
下準備
【チョコミルククリーム】のE 無塩バター80gは室温に戻しておく。
【パン生地】 ボウルにA 強力粉200g、ココアパウダー10g、インスタントドライイースト小さじ1、砂糖大さじ1と1/2、塩小さじ1/2、全卵30gをそれぞれ計り入れる。 ※全卵はよく溶いて、強力粉をくぼませたところに入れる。
マグカップにC 牛乳110gを入れ、レンジ600Wで40〜50秒加熱し、40℃まで温める。
②を①のインスタントドライイーストめがけて加え、ゴムベラで手早く混ぜ合わせる。
ひとまとまりになったら台に出し、B 無塩バター20gを加えて捏ねていく。
表面がなめらかになり、生地を広げた時に薄い膜が破けないくらいまで捏ねたら、丸め直しとじめを下にしてボウルに戻す。
ラップをして、その上にぬれ布巾をかけて一次発酵。 40℃で28分。
一次発酵中に【チョコミルククリーム】を作る。 室温に戻しておいたE 無塩バター80gをボウルに入れ、ハンドミキサーの高速で混ぜる。
F 練乳30gを加えて高速でふんわりと白っぽくなるまで混ぜる。
G 牛乳大さじ1を加えて混ぜる。
H 板チョコレート30gを耐熱容器に砕いて入れ、レンジ600Wで1分30〜40秒加熱して溶かし、ヘラでよく混ぜる。 ※1分を過ぎたら、少しずつ様子を見て加熱する。
⑨に⑩を加え、低速で混ぜる。
絞り袋に入れ、使うまで冷蔵庫に入れておく。
一次発酵後、フィンガーテスト、ガス抜きをする。
生地を6分割し、丸め直す。 ぬれ布巾をかけ、ベンチタイムを10分とる。
ベンチタイム後、成形をしていく。 生地を直径10cmくらいまで広げる。
奥から生地を半分に折りたたむ。
今度は手前から生地を半分に折りたたむ。
さらに半分に折りたたみ、真ん中でしっかりととじる。
20cmくらいの長さになるまで細くのばす。
クッキングシートを敷いた天板に置く。 ※この時とじめが真下にくるよう置くと仕上がりがキレイになる。 他の生地も同様に成形する。
間隔を空けて全ての生地を並べたら、クープナイフを使って、クープを入れる。 クープの深さ 2〜3mm クープの長さ 1.5cm クープの間隔 1cm
二次発酵後、【つや出し】のD 全卵適量をハケでまんべんなく塗る。
200℃に予熱したオーブンで13分焼く。
ケーキクーラーにのせて粗熱をとる。
【チョコミルククリーム】を挟む。 【チョコミルククリーム】は冷蔵庫から出し、絞り袋の先端をハサミで切り落とす。 ※冷蔵庫から出したばかりのクリームはかたくなっていますが、室温に少しおくとすぐに柔らかくなります。
完全に冷ましたパンに、ナイフで斜めに切り込みを入れる。
【チョコミルククリーム】を絞り出す。 1つに20gくらい入る。
ワックスペーパー(250×218)を6等分にカットし、パンの真ん中を包み、紐で結んだら簡単なラッピングになる。
成形時、生地の表面が張るよう気を付けてみてください。 クープが入れやすくなります。
レシピID:476355
更新日:2024/01/29
投稿日:2024/01/29