副菜でいつも悩む…。献立って難しい
Nadiaのコラムで紹介してきた「副菜の壁」はご存じですか? 人気料理家のRINATY(りなてぃ)さん、maki(まき)さん、あやさんの3名が、ご自身も過去に悩んだ副菜について、悩み別にどうやって解決するかをレシピ付きで紹介しているコラムです。
例えば、みなさんは副菜でこんなお悩みはありませんか?
・主菜にどんな副菜を合わせれば良いか分からない
・そもそも副菜のレパートリーが少ない
・ボリューム感や彩りなど食卓全体のバランスがいまいち決まらない
など…。
「副菜って難しい」とひと言で表しても、難しい背景を探ると、実はこんなにいろいろな悩みに分解できます。副菜で悩まないためには、まずは自分がどうして「副菜が難しい」と感じているかをちゃんと知ることが大事。そうすると、解決方法も自然と見えてきます!
みなさんの前に立ちはだかる「副菜の壁」を攻略する7つの方法をまとめたので、ぜひチェックしてみてください!
攻略法1:彩り意識で副菜の壁を乗り越える!
例えば洋食であれば、こんな感じで味をバラけさせることができます。
主菜にどんな副菜を合わせれば良いか分からなくて悩んでいるという場合は、「料理の彩り」から考えてみましょう。何を作るかではなく、彩りを軸に「何を使うか」をまずは考えてみるという方法です。
RINATY(りなてぃ)さんにも副菜を合わせるコツを聞いたところ、「自宅にある食材の中から、主菜に合わせて彩りを意識して食材を絞り、副菜を作っています」とのこと。第1回のコラム でも「例えば、主菜が茶色いおかずで全体的に色味が少ない場合は、トマトやかにかま、ほうれん草や小松菜、コーンや卵など、献立がパッと明るくなる彩りのある副菜を合わせます」と紹介してくれました。逆に献立の彩りが十分な場合は、ちくわや厚揚げ、卵、豆腐など食材ひとつでボリュームも出て簡単に調理できる食材を使っているんだそう。
そんなRINATY(りなてぃ)さんが考案された彩り副菜の中でもおすすめのレシピはこちら♪
トマトの赤色で華やかな副菜「とろ〜りチーズが美味しい!キャベツとトマトの包み蒸し」
キャベツの上にスライストマトをのせ、チーズをかけたらレンジでチン! 味付けはタコスシーズニングだけだから簡単。しかも、クッキングシートを使って作るので、洗い物も少なくて済む超時短レシピです♪
赤いトマトがあると献立全体が華やかになりますよ。しっかり野菜を食べたいけど、サラダ以外のレパートリーが少ない、という方にぴったりな副菜です。
●詳しいレシピはこちら
とろ〜りチーズが美味しい!『キャベツとトマトの包み蒸し』
攻略法2:味付けで副菜の壁を乗り越える!
あやさんやmaki(まき)さんは「味付け」から副菜を考えているんだそう!
あやさんの味付けベースの副菜のコツを一言で表すと「味の分散」。あやさんのコラムでは「甘み、酸味、辛味、塩味やうま味の視点で副菜を考えてみると、副菜の幅が広がります。また、献立全体で味をうまく分散させれば、飽きずに最後まで美味しく楽しく食べられますよ」と、献立の組み合わせ方を味付けから考える方法を紹介してくれています。
あやさんおすすめの「味の分散」から考える副菜はこちら!
甘みのある主菜に合う酸味が効いた副菜「ささみとほうれん草のごまレモン和え」
ごまとレモンペッパーチキンのシーズニングの組み合わせで、爽やかな酸味と香ばしさがある副菜に。
さっぱりとした酸味のある副菜は、こってりしたメインの箸休めにもぴったり。甘味のあるポークチャップなどとよく合いますよ。
●詳しいレシピはこちら
ささみとほうれん草のごまレモン和え
一方、maki(まき)さんは「味のルール化」について教えてくれました。和・洋・中それぞれに合わせる調味料やトッピングを決めておき、冷蔵庫の食材と組み合わせることでバリエーションが広がる、という考え方です。
「例えば、和風はごま油、中華はごま油やラー油、洋風はオリーブオイルやマヨネーズがコクを出す役割になります。また、和風や中華の場合はしょうがを、洋風の場合はにんにくなどの香味野菜を足すと味を締めることができます。食べ飽きたら、トッピングでアレンジすることも可能です。和風は削り節や海苔、中華はいりごま・ねぎ、そして洋風はチーズ類やパセリなどがおすすめです。こうやって、味のルール化をしておけば、副菜のレパートリーを増やせます!」とmaki(まき)さんのコラム では詳しく紹介していますよ。
maki(まき)さんおすすめの「味のルール化」から考える副菜はこちら!
中華ベースの簡単副菜「ピーマンとちくわの中華風炒め」
こちらはフライドチキンのシーズニングを使いながら、合わせる調味料やトッピングで中華風に仕上げています。
ごま油、白いりごまに、隠し味にはオイスターソース。ピーマン特有の苦味が苦手なお子さまでもパクパク食べられますよ! 肉団子や餃子などのガッツリした主菜に合わせるのがおすすめです。
●詳しいレシピはこちら
ご飯がすすむ!ピーマンとちくわの中華風炒め
攻略法3:「あり合わせの食材で作る炒め物」で副菜の壁を乗り越える!
副菜を考えるとき、「ちゃんとした料理を作らないと」と思い込んでいませんか? 「きんぴらごぼう」や「ひじき煮」のように、誰もが知っている料理名が付いていなくても、冷蔵庫にある食材をサッと炒めるだけで副菜になりますよ!
RINATY(りなてぃ)さんも「あり合わせの食材で作る炒め物も立派な副菜」と第2回のコラムでお話ししてくれています。家にある食材でパパッと作れる炒め物も、レシピ本の中で紹介されているのはもちろん、普段の生活の中でもよく副菜にするそうです。
RINATY(りなてぃ)さんおすすめの、あり合わせ食材で作れちゃう、簡単炒め物はこちら!
炒め物でも重宝する大根の副菜「大根とツナの香草炒め」
煮物やサラダに使うことが多い大根ですが、炒め物にも結構使えます! こちらは魚の香草焼きのシーズニングを使った大根とツナの炒め物。淡白な味の大根も、ツナを合わせてシーズニングで炒めることで、しっかり味が付いて食べごたえがアップ。
香草が効いているので、いつもと違う味の副菜を作りたい、と考えている方にぴったりなレシピです。
●詳しいレシピはこちら
シーズニングで簡単味付け♪『大根とツナの香草炒め』
攻略法4:「ボリューム食材」で副菜の壁を乗り越える!
副菜の「ボリューム感」は、献立の満足度を上げるのにかなり重要なポイントです、と第2回のコラムで語るあやさん。味や彩りはばっちりでも、献立全体のバランスがおかしい、なんだか物足りない、なんてことはありませんか? そんなときは、副菜でボリューム感のバランス調整をしてみましょう!
献立が物足りなく感じそうなときにあやさんがよく使うのは、厚揚げやちくわ、この時期であればれんこんなど。
あやさんおすすめのボリューム食材を使ったレシピはこちら!
シャキシャキれんこんでボリュームアップ副菜「れんこんのガーリック温サラダ」
れんこんは食感がしっかりしているので、料理に使うと食べごたえがアップし、満足感に繋がる野菜です。そんなれんこんを簡単温サラダに!
ガーリックシュリンプのシーズニングを使い、香り良く仕上げています。野菜なのでたっぷり食べても罪悪感ゼロ。メインを揚げ物や餃子にしつつ、メインを増やさず副菜でボリュームアップできれば、ヘルシーな献立になりますね♪
●詳しいレシピはこちら
食感も美味しい【れんこんのガーリック温サラダ】
攻略法5:ストックしやすい「缶詰」 「乾物」で副菜の壁を乗り越える!
「使える食材がない」「ストックしている食材がいつも同じ」で、作れる副菜も毎日限られてしまう、という悩みは、「缶詰」と「乾物」で攻略できます!
maki(まき)さん自身、平日は忙しくて買い物に行く時間や料理にかける時間があまりないことが悩みだそう。副菜までちゃんと考えて栄養バランスの取れた献立を用意するのが難しい、と語っています。
そこで活用しているのが「缶詰」。日持ちするからストックしやすい、加熱済みだからすぐに使えて時短になる、種類が豊富など、第1回のコラムでも缶詰を使った副菜のメリットを伝えていますよ。
そんなmaki(まき)さんの缶詰副菜レシピから、おすすめの一品を紹介します!
さば缶を活用♪アレンジいろいろ!放っておくだけ「和風冷製アヒージョ」
生魚を買いに行く余裕がないときに便利な「さば缶」。
いろいろな調理法に合いますが、おすすめはたっぷりのオリーブオイルで漬け込んだ、冷製アヒージョ。さば缶は手で簡単にほぐせて調理も簡単ですし、まな板も使わないので、余分な洗い物を増やさずに済みます。アヒージョシーズニングを使って、味付けも簡単。
隠し味に醤油を使っているので、和食にも合います! 作り置きもできるので、朝食など、忙しいときにもサッと出せて便利ですよ。
●詳しいレシピはこちら
アレンジいろいろ!放っておくだけ「和風冷製アヒージョ」
maki(まき)さんおすすめの「乾物」も、困ったときにとっても便利。ただ、乾物は和や中華ではよく使いますが、洋風料理に使うことは少ないイメージがありますよね。でもmaki(まき)さんにとって「乾物は和・洋・中に使える万能食材!」なのだそう。
「旬がないから価格が安定していて、常温保存もしやすいのもうれしいです。調味料やシーズニングでどんな味付けにも合いますよ」と第3回のコラムでも紹介しています。
そんなmaki(まき)さんおすすめの乾物副菜レシピはこちら!
切り干し大根を洋風副菜に「ガーリックが香る!切り干し大根の洋風煮」
切り干し大根のおかずは醤油ベースが多いですが、こちらはガーリック風味の洋風煮物にしたレシピ。チキンブイヨンのうま味がアクセントのアーリオオーリオのシーズニングを使い、切り干し大根にしっかり肉のうま味とガーリックを効かせて仕上げています。
煮物にするので、念入りに切り干し大根を戻さなくても良いところがうれしいポイント。洋風とは言え、チキンブイヨンとガーリックなら和食にも合わせやすいです。副菜があと一品ほしい、というときに覚えておくといいですよ!
●詳しいレシピはこちら
ガーリック香る!切り干し大根の洋風煮
攻略法6:とっておき時短テクで副菜の壁を乗り越える!
副菜作りにはいろいろな悩みがありますが、やっぱり「時間がない」ことがネックになっている方は多いかもしれませんね。副菜作りの考え方は分かったけど、どうしても忙しいと手抜きになってしまいがち…。
実は同じ悩みを料理家さんたちも抱えています。だからこそ、時短もできる副菜レシピを副菜の壁シリーズではたくさん教えてくれています!
例えばRINATY(りなてぃ)さんのコラムでは、「レンジやトースターも使いながら同時調理で時短する」方法を教えてくれています。コンロでメインを作るなら、副菜はレンジやトースターを活用することで同時に作れて、献立調理が時短になる、というアイデアです。
そのアイデアを活かした時短副菜レシピはこちら!
トースターにおまかせ副菜「輪切り玉ねぎのピザ風タンドリーチーズ」
一見とても手が込んでそうですが、こちらも時短簡単レシピです。
輪切りにした玉ねぎに具材をトッピングして、ピザ風に。ソースは、タンドリーチキンのシーズニングとケチャップを合わせて作っています。スパイシーで深みのある味わいと、彩りある見た目で、食卓を盛り上げてくれますよ♪
具材やソースを玉ねぎにのせたら、あとはトースターにおまかせ。こんがり焼き上げる間にほかの料理を作ったり、食卓の準備をしたり、空いた時間を有効活用すると時短になりますね!
●詳しいレシピはこちら
野菜で楽しむ♪『輪切り玉ねぎのピザ風スパイシーチーズ焼き』
あやさんの時短テクは「最初に食材を全部切る、そして仕上げは一気に!」です。まずは食材カットの下ごしらえを済ませ、冷たい副菜を一気に作って冷蔵庫で冷やし、温かい料理を一気に作って食卓に並べて、と仕上げていくのだそう。あやさんのコラムでは、いつもの料理のルーティンと合わせて、「全部切って一気に仕上げる」時短テクがまとめられていますよ!
あやさんおすすめの時短副菜レシピはこちら!
菜っ葉も活用するかぶの使い切り副菜「かぶのシンプルサラダ」
今が旬のかぶを、葉も一緒にシーズニングで和えて作るサラダです。かぶを切ってから、まずは塩もみ。塩もみをすることで、ぐっと引き締まり、調味料の絡みが良くなります。
それからチョレギサラダのシーズニングで和えれば完成! 先に作って冷蔵庫に冷やしておけば、ほかの温かい料理を作っている間にしっかり味がなじんで、立派な冷菜に。塩もみとシーズニングのおかげで漬ける時間は短くてもいいので、平日でも作りやすいですよ。
●詳しいレシピはこちら
【漬けるだけ】かぶのシンプルサラダ
攻略法7:シーズニングで簡単時短!副菜のレパートリーが広がる!
最後の副菜の壁攻略法は、これまで紹介したレシピでも使われてきている「シーズニング」です。
「主菜に合う味付けの副菜を用意したいけど、マンネリ化しちゃってるな…」「とにかく時間がないので、パッと味を決めたい!」。そんなときこそSPICE&HERBシーズニングの出番です。いろいろな副菜の壁攻略法にシーズニングもプラスすることで、さらに味のバリエーションを増やすことができますよ。
シーズニングの使い方は、RINATY(りなてぃ)さん、maki(まき)さん、あやさんのコラムでも紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね! また、「副菜の壁」特設サイトからもシーズニングを使った副菜レシピ54品を見ることができます!
「今日の副菜どうしよう」なんて、もう悩まない! 献立作りがラクになるヒントがいっぱいです♪
「SPICE&HERBシーズニングで副菜の壁を攻略!」特設ページはこちら♪
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