みんな大好き!「カルボナーラ」
マイルドな卵とチーズのソースに黒コショウがピリッと効いた絶妙な美味しさが特徴のカルボナーラ。おうちでも簡単に作れる人気のパスタですが、卵が固まったり、味がなんとなくぼやけたり…ということはありませんか? 材料選びからこだわって、レストランの味をおうちでも楽しみましょう!
生クリームは本来入らない
生クリームを使うレシピは、もともと卵が固まるのを防ぐためのレストランの方法で、本場のローマでは入れません。ただ、家庭で作るには、生クリームを入れた方が簡単にできますので、おすすめの調理法とも言えます。作り慣れてきたら生クリームを使わない本格レシピにもチャレンジしてみてください。
卵は全卵と黄身でどう違うのか?
卵は、全卵を入れるか、黄身を入れるかで濃厚さが変わってきます。
全卵を使った場合、白身が入ることになりますが、白身は加熱すると58度くらいから固まり始めて80度近くまで完全には固まりません。
その一方、黄身は白身より少し低い温度の65~70度前後で完全に固まるため、黄身だけ入れるカルボナーラの方が手早さなどのテクニックを必要とします。ただ、黄身だけ入れた方が濃厚なうま味が再現できます。
●材料による味の違いはこちらにさらに詳しく記載しています!意外と知らないカルボナーラの歴史と材料の選び方
濃厚カルボナーラの作り方
それでは、いよいよカルボナーラを作ってみましょう! 今回は、より濃厚なカルボナーラになるように食材をチョイスしてみました。
●パスタ:「ブロンズダイス製法」太さ1.7mmのスパゲッティー
●卵:黄身のみ
●生クリーム:「動物性」
濃厚!本格クリーム・カルボナーラ
【材料(1人分)】
スパゲッティー(1.7mm) 80g
パンチェッタ(厚切りベーコンでも可) 25g
オリーブオイル 大さじ1.5
白ワイン 大さじ1
A卵黄 Mサイズ1個分
A生クリーム(動物性 脂肪分35%) 40ml
Aパルメザンチーズ 大さじ1
Aブラックペッパー 適宜
湯 適宜
塩 湯に対して1%
【下準備】
・パスタを和える用と、ソースを作る用の2つのフライパンを用意する。
・たっぷりの湯を沸かし、湯の量に対して1%の塩を入れ、スパゲッティーを茹でる。
【作り方】
1.パンチェッタを1cmぐらいに切る。パスタを和える用のフライパンにオリーブオイルをひいて熱し、カリカリになるまで炒めたら取り出す。
2.ベーコンを取り出したフライパンに白ワインを加え、加熱してアルコールを飛ばす。
3.2にパスタのゆで汁をお玉半分くらい加えたら、よく混ぜて乳化させる。
4.ソースを作る用のフライパンに、材料Aをすべて加えて混ぜ、取り出しておいたパンチェッタを加える。
5.茹で上がったパスタを、3のパスタを和える用のフライパンに入れてよく混ぜる。
6.火を止め、4のソースを加える。
7.ダマにならないようできるだけ手早くかき混ぜる。
これで、濃厚でリッチなカルボナーラのできあがりです! これならお店の味にも負けない味に仕上がります♪
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濃厚!本格クリーム・カルボナーラ
元祖!ローマ風カルボナーラにも挑戦!
こちらは、本来ローマで作られている生クリームを入れないカルボナーラです。さっぱりとしたチーズと卵本来の美味しさが引き立ち、非常に美味しいですよ! こちらで使用しているパスタは、ソースがよく絡むよう「ブロンズダイス製法」のものにしました。そして、卵は全卵にしています。
●詳しいレシピはこちら
『元祖 ローマ風カルボナーラ』
おうちで本格カルボナーラを作ってみよう!
カルボナーラのようなシンプルなパスタほど、使う食材や調理技術によって美味しさが左右されますが、調べてみるととても奥深く面白いですね。今回ご紹介した材料や組み合わせをいろいろ試してみて、ぜひおうちでレストランに負けないお好みのカルボナーラを作ってみてくださいね!
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