中からとろ~りチョコレートがあふれ出すフォンダンショコラ。 焼きすぎて中まで固まってしまったり、生地が半生かもという心配のないガナッシュを入れる方法で作ります。これなら温め直せば、また中がトロトロ~♪もちろん冷めてから食べても、中はしっとり柔らかな生チョコ入りケーキといった食感でおいしいですよ~(^^)
・手に入ればクーベルチュールチョコレートを使うのがおいしさの点でも失敗しにくいという点でもおすすめです。 ・カカオ分は近い物(スイートチョコレート)であれば大丈夫です。お好みではありますが、70%前後の物だと苦みが強く、45%程度のミルクチョコレートでは甘みが強く感じます。 ・ココアパウダーは砂糖やミルクの入っていない純ココアを使ってください。
クーベルチュールチョコレートを包丁で刻む。 薄力粉とココアパウダーを合わせてふるっておく。 ココットを使う場合は内側に薄くバターを塗りいったん冷蔵庫で冷やしてから薄く強力粉をはたいて下準備しておく。
*ガナッシュを作り冷凍する* 生クリーム(脂肪分40%)を沸騰直前まで温め、刻んだクーベルチュールチョコレート①に加える。
中心から静かに混ぜ、なめらかな状態にする。
容器に入れて冷凍庫で2時間冷やし固める。容器にはラップやオーブンシートを敷いておくと固まったあと取り出しやすい。
*生地を作る* クーベルチュールチョコレート②と1㎝角に切ったバター(食塩不使用)を耐熱ボールに入れ電子レンジ600wで20秒ずつ数回に分けて加熱し、その都度いったん取り出して混ぜる。
加熱しすぎに注意し、混ぜているうちにやっと溶け切るくらいがちょうどよい。(全部で1分20秒くらいを目安に) レンジ加熱が終わったらオーブンを170℃に予熱する。
別のボールに全卵をとき、砂糖を加えて混ぜる。
6を5に3回に分けて加え、その都度なめらかになじむまで混ぜる。
もったりツヤのある状態に混ざればOK
合わせてふるった薄力粉とココアパウダーを加え、ゴムベラで混ぜる。
粉気がなくなりツヤのある生地になればOK
*組み立て、焼き上げ* 冷凍したガナッシュを容器に入れやすい大きさにカットする。
天板に並べ、170℃のオーブンで15分~20分焼く。 型の材質や容量によって、またオーブンによっても焼時間は変わります。トップが膨らんで割れてくるくらいを目安にしてください。 レシピ分量で4個分になった場合は20~22分、5~6個になった場合は15~17分が焼き時間の目安です。
直径7㎝高さ4㎝(容量150ml)のオーブン対応カップで作ったもの。 このレシピ分量で4個分になりました。 焼時間は約22分
トースターでも焼くことができます。 5分ほど予熱したトースターで焼き時間は15~20分を目安に。 温度調節できるトースターなら180℃に合わせ、できないトースターであれば表面が焦げやすくなるので5分ほど焼いてからアルミホイルをかぶせ焦げないように様子を見ながら焼いてください。
板チョコ(ブラック)と植物性ホイップでも作れます。 この場合ガナッシュはクーベルチュールと生クリームで作るよりも冷凍後も柔らかめに固まります。
カカオ分の低いミルクチョコレートしか手に入らなかった場合はココアパウダーを多くするとバランスが取れます。 ココアパウダーを35g、薄力粉を15g程度にしてみてください。
オーブン対応のカップで作ってラッピングすればプレゼントにも♪ 保冷剤を付けて、「早めに食べてね」と一言添えて。 レンジ600wで20秒ほど加熱すると、中がトロトロになるよ!と教えてあげて、是非あつあつとろ~りを楽しんでもらいましょう。
生地のみで180℃10分焼いた物は、中はまだこのようにトロトロの状態です。 小麦粉が糊化するのはおよそ60℃といわれています。 つまり中心部が70℃を超えたこの状態ですでに消化不良を起こさない程度には、小麦粉に火は通っていると考えられます。 実際この状態でも何度も試食していますが、お腹は壊していません。(笑) ですが、人によっても違うと思いますし、卵などほかの材料の殺菌などの点では不安も残ります。 焼いてすぐに食べるときと持ち運んでプレゼントにする場合では条件が違います。 プレゼントしたあと再加熱されるかどうかわかりませんし、もしかしたら暖房の効いた部屋にしばらく置いておくかもしれません。 ですので、もしプレゼントしたい場合は、気持ち長めに焼くことを意識し、持ち運ぶ際には保冷剤を使用すること、持ち帰ったら冷蔵保存してもらいできるだけ早く食べてもらうことを伝えておいてくださいね。
チョコレートを溶かすときの失敗やリカバリー方法などこちらのレシピも参考にしてもらえると嬉しいです! チョコレートの溶かし方 https://oceans-nadia.com/user/199129/recipe/425669 基本の生チョコレート https://oceans-nadia.com/user/199129/recipe/426885 ↑こちらの生チョコはフォンダンショコラの<a href="/wordlist/ガナッシュ">ガナッシュ</a>としても使えます。
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2024/04/05 13:48
2023/02/08 00:58
2023/02/05 18:03
2022/02/10 09:28
hoppe
料理研究家
六車樹里(むぐるまじゅり) ひらかた独歩ふぁーむ、広報(SNS周りや旬のレシピ担当) 大阪府出身、在住 2歳年上の主人と、男子3人の5人家族 看護師を経て、お菓子、パンのレシピやコラム作成を数年したころ自己免疫の肝臓疾患を発症するとともに精神的にも底の状態が1年以上続き家からほとんど出られない状態に。 大好きだったお菓子やパンを作ることも苦痛になりレシピサイトはおろかパソコンを開くことすらつらく、人と会うことも外出も避ける日々・・・ そんな中、市の広報に掲載された地域活性化を目指して奮闘する農家の記事を読み、農業を通じた地域活性化の取り組みに興味が沸き、農業への関心が高まりつつあった矢先、偶然先の農家さんの食育に関する講演のチラシを手にすることに。 気にはなったものの当時は精神的に外出が難しい状態で、何とか配信期限ぎりぎりに、講演を記録した動画を見ることができる。 その中で話されていた「自分が農業を続けることで、その風景を守っていきたい」という想いに感銘を受ける。 さらにその方の作る野菜の持つ力強さや味わいの濃さ、甘み、食感すべて、人生で一番と言い切れるほどの美味しさにただただ感動。 すぐにこの農家さんに連絡を取り、翌月からその農家さんの元で働くことに。 畑で働くようになって、みるみるメンタルが改善。自分でも驚くほどに毎日が楽しく生き生きと過ごせるように。 あれほど苦痛だったお菓子を作ること、レシピを作ることも仕事として再開、野菜そのものの持つ旨味や食感を生かしたレシピを考案し消費者の方に向けて発信中。 遠くから運ばれてくる有名どころの野菜より、鮮度が大切な野菜の地産地消のメリットは大きいことを日々実感するとともに、地域で採れたばかりの野菜の魅力を知ってもらいたいと奮闘中です。