塩昆布入りのぬか床はすぐに美味しさが感じやすいので、おいしくなるまでのぬか床の育成期間もおいしく食べられ、楽しく漬けられます! これからの時期は気温もあたたかくなり、ぬか床にトライするには良い季節です。 ぬか床は生き物なので育てる感覚でお世話してあげると本当に美味しくなります。 お好みの野菜をどんどんつけてぬか床ライフを楽しみましょう!
野菜を漬けなくても、一日一回はぬか床の底から返すように手でしっかりとかき混ぜて空気を含ませます。その都度表面を平らにならして、容器のまわりはふいて清潔にします。 夏場で室温が高くなりすぎる場合は、タッパーかジッパー付き保存袋にぬか床を移して冷蔵庫で漬けるようにすると良いです。
ぬか床作りはこちら→レシピID 389842 お好みの野菜を用意します。
野菜の下ごしらえをします。 野菜をよく洗い、水気を切ります。 きゅうり→へた付きのまま、あら塩少々をすりこみます にんじん→皮をむき、大きければ縦半分に切ってあら塩を少々すりこみます。
セロリ→葉を切り落として、筋をむき、あら塩を少々すりこみます。 大根→皮をむき、縦半分に切ってあら塩を少々すりこみます。
長いも→皮付きのままで、ひげ根をコンロで焼いて取り除き、太ければ縦半分に切ってからあら塩を少々すりこみます。 みょうが→縦半分に切ります。 かぼちゃ→種とわたを除いて厚さ3mmくらいに切ります。(皮の硬さが気になる場合は切り落とします)
下ごしらえした野菜をぬかに押し込むように漬けて、表面を平らにならします。容器のまわりはその都度清潔な布巾か固く絞ったキッチンペーパーふいてきれいにします。 (みょうがなど小さいものはぬか床の上の方に漬けると探しやすいです) 漬け時間は、野菜の大きさや季節、好みにもよりますが、目安の時間はこちらになります。 きゅうり 4時間 にんじん 6時間 セロリ 4時間 大根 6~8時間 長いも 6時間 みょうが 4時間 かぼちゃ 6~8時間 冬や、冷蔵庫で漬ける際は2倍~の漬け時間が目安です。
漬かったものから順にぬか床から取り出し、表面のぬかをぬか床に払い落とします。 その都度ぬか床の表面は平らにならして容器のまわりはきれいにします。
流水で洗い流し、食べやすい大きさに切って器に盛り付けます。 (ぬか漬けをすぐに食べない場合はぬかを洗い流す前の状態で冷蔵庫で保存します。)
〇ぬか床のメンテナンス ぬか床が水っぽくなった際は、煎りぬか2つかみとあら塩小さじ1の割合で加え混ぜます。(煎りぬかはジッパー付きの保存袋に入れて冷凍庫にストックしておくと便利です。) もう一つは、さっと洗った乾物(干しシイタケ、切り干し大根、乾燥大豆)をお茶パックやお料理ネットに入れて水分を吸わせてメンテナンスするのもおすすめです。 取り出したものは煮たり、炒めたり美味しくいただけます。 その他にも味わいをアップさせるために出汁昆布の他にかつお節や煮干しなどを加えるのもおすすめです。
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2024/02/08 05:12
2023/06/16 20:03
がまざわ たかこ
料理家・郷土料理研究家・調理師
料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。