カマンベールなどの白かびチーズをベースにした、南ドイツ・バイエルン地方の定番おつまみ「オーバツダ(Obatzda)」。乳製品のコクに、シャキシャキした辛みのある玉ねぎ、加えたスパイスの風味がアクセント。ビールと楽しんだり、パンに添えて軽食のようにいただいたりと、作っておくと何かと楽しめます。材料を混ぜ合わせるだけの簡単レシピ、有名なミュンヘンのオクトーバーフェストでも定番の一品です。
◆玉ねぎのみじん切りは水にさらなさいでください。 チーズとなじむと、この辛みが程よいアクセントになってとてもおいしいです。 ◆おいしく作るコツは、とにかく丁寧に混ぜること! もともとの料理名・オーバツダ(Obatzda)は、「押しつぶして混ぜる」という意味。 カマンベールがなめらかになるまで、フォークでしっかりつぶしてくださいね。
無糖ヨーグルトを水切りしておく。 (コーヒードリッパーにフィルターをセットし、ヨーグルトを入れて 3時間~一晩置いておくと簡単に水切りができます。) カマンベールチーズとバターは室温に戻してやわらかくしておく。 (急ぐ場合は、600Wの電子レンジでそれぞれ10~20秒ほど加熱。)
玉ねぎはみじん切りにする。 チャイブ または 万能ねぎは小口切りにする。
カマンベールチーズは薄切りにする。
1) と 2) に水切りヨーグルト または クリームチーズを加え、フォークの裏でカマンベールチーズを 丁寧につぶすようにしながら混ぜ合わせる。 (※この時、水分が足りなくて混ざりにくい場合は、牛乳や生クリーム、白ワイン、 白ビールなどを少量加えます。) 全体がなめらかになるまで混ぜたら、A 塩、こしょう各少々、パプリカパウダー小さじ1/4~、キャラウェイシード小さじ1/4~で味を調える。
食べる直前まで、冷蔵庫でしっかり冷やしておくとおいしいです。 プレッツェルやドイツパンにつけていただきます。 ほかにもクラッカーにつけたり、ハムや野菜類を添えたりして ホームパーティーに出しても素敵です。
137921
庭乃桃
料理・食文化研究家
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士 / フードライター どこの国のお料理でも、 しみじみとおいしいものが好きです。 ○旬の食材、季節感を大切にしたおかず ○ひと鍋で作れる欧風家庭料理 ○簡単エスニック などを作っています。 企業向けレシピの開発や 食関連の書籍・コラムの執筆、 翻訳、講演など活動中。