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    • 公開日2016/06/09
    • 更新日2016/06/09

    チーズを120%味わい尽くす!チーズ別:おすすめ料理&調理法

    見た目も味わいもいろいろな種類があるチーズ。「チーズが大好き!」という方もきっとたくさんいらっしゃると思います。そのまま食べても十分おいしいチーズですが、今回はそれをお料理に使う場合のおすすめの種類と食べ方を、調理法ごとにご紹介します。

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    チーズを120%味わい尽くす!チーズ別:おすすめ料理&調理法

     

    手軽にコクと旨みをプラスできるチーズ

    保存期間も長く扱いやすいチーズ。ほんの少量でもお料理に深いコクと旨みをプラスすることができるとても便利な食材です。

    しかも栄養学的には、カルシウムが豊富でたんぱく質の消化吸収が良いというメリットもあります。

    おいしくて栄養もしっかり摂れるなんて本当に嬉しい限り!

    これをお料理に使わない手はありませんよね。

     

    野菜とあえるなら、なめらかなタイプを

    そんなチーズは、食物繊維やビタミンCを豊富に含む野菜と一緒にいただくと、おいしいだけでなく不足する栄養素も補うことができます。

    まず、チーズそのもので野菜をあえるなら、なめらかで他の食材と混ぜ合わせやすく、口当たりの良いものがおすすめ。

    クリームチーズやカッテージチーズ、カマンベールチーズなどがそうですね。

     

    『ルッコラとにんじんの胡桃クリームチーズ和え』

    ほんのり胡麻に似た風味のするルッコラと、甘みのあるにんじん、胡桃のコクがおいしいあえもの。

    しゃきしゃきとした歯ざわりもクセになり、クリームチーズのコクとなめらかさで緑黄色野菜がたっぷりといただけます。

    ルッコラとにんじんの胡桃クリームチーズ和え

     

    『オーバツダ(バイエルン風 チーズのディップ)』

    カマンベールチーズに水切りヨーグルトとみじん切りの玉ねぎ、スパイスを混ぜ込んだパンに良く合うドイツのディップ。

    カマンベールチーズは少しかたいので、しっかりと室温に戻しておくか、急ぐ場合は電子レンジで10~20秒ほど温めるのが作りやすくするコツですよ。

    オーバツダ(バイエルン風 チーズのディップ)

     

    サラダの具材なら、存在感のあるものを

    チーズを具材としてサラダに加え、ドレッシングであえて一緒にいただくのもおいしいもの。

    そんな時は、存在感を楽しめるチーズを選びます。

    たとえば、クセのないエメンタールやコンテ、そして皆が大好きなモッツァレラなどなら、お子さんからお年寄りまでみなさんにおいしく召し上がっていただけますよ。

     

    『コンテチーズの彩りバゲットサラダ』

    クセがなく、しっかりした旨みがおいしいコンテチーズを使ったサラダ。チーズ、軽く焼いたバゲット、色とりどりの野菜を一緒に食べるボリュームのあるサラダです。

    芳醇なチーズの香りと元気の出る見た目なので、軽食やワインのお供にぴったりです。

    コンテチーズの彩りバゲットサラダ

     

    『生ハムとモッツァレラのおもてなしサラダ』

    シンプルなドレッシングでいただくごちそうサラダ。簡単ですが、食材同士の相性が抜群なのでとてもおいしくいただけけます。

    見た目が華やかなのも◎。

    生ハムとモッツァレラのおもてなしサラダ

     

    ドレッシングやソースには、個性のあるものがぴったり

    シーザーサラダに代表されるように、コクと旨みが素晴らしいチーズはサラダのドレッシングに入れてもおいしくいただけます。

    ドレッシングやソースには、風味がしっかりしていてあとを引くような個性のあるチーズがぴったり。

    使いやすいところではパルミジャーノ・レッジャーノ、特別なごちそう感を出したいならゴルゴンゾーラなどのブルーチーズ、カマンベールなどの白かびチーズもおいしいです。

     

    『鶏むね肉のピンチョス パルミジャーノ・レッジャーノ・ソース』

    おろしたパルミジャーノ・レッジャーノ・チーズにすりおろし野菜を加えてソースを作り、ピンチョスに添えます。

    パルミジャーノ・レッジャーノの食欲をそそる味わいがたまりません。ピンチョスではなく具材をすべて皿に盛りつけてサラダスタイルにしてもおいしいですよ。

    鶏むね肉のピンチョス パルミジャーノ・レッジャーノ・ソース

     

    『BRUNOホットプレートで! カマンベールチーズフォンデュ』

    まろやかで上品なカマンベールチーズを白ワインと共に溶かしてお手軽フォンデュに。

    たっぷりの野菜を添えれば、大勢でいただけるホットサラダ風の楽しい一品になります。

    BRUNOホットプレートで! カマンベールチーズフォンデュ

     

    のせて焼くときは、とろけるタイプを

    グラタンやドリアなど、上にチーズをのせて焼く場合には、やはりとろりととろけて適度にもっちりした食感も楽しめるチーズを選びます。

    ゴーダチーズやモッツァレラチーズなどなら手にも入りやすいですし、使いやすいと思います。

     

    『ほくほく新じゃがと彩り野菜のボロネーゼグラタン』

    ほくほくの新じゃがとジューシィな彩り野菜がたっぷり入ったミートソースグラタン。

    ハーブやスパイスを効果的に使うことでソースが引き立ち、野菜とお肉の旨味が存分に楽しめます。最後にのせたたっぷりのチーズが最高です。

    ほくほく新じゃがと彩り野菜のボロネーゼグラタン

     

    炒めものには、パルミジャーノ・レッジャーノがおすすめ!

    比較的強い火で手早く仕上げる炒めものには、風味がしっかりしていて水分が少ないチーズがおすすめです。

    一番使いやすいのは、やはりパルミジャーノ・レッジャーノですね。

    粉チーズで作るよりもはるかに少ない量で、しかもしっかりした旨みとごちそう感のある一皿ができます。

     

    『ズッキーニとパルミジャーノ・レッジャーノのソテー』

    ジューシィなズッキーニをベーコンの脂でソテーし、仕上げに大きめにくずしたパルミジャーノ・レッジャーノを散らしたかんたんおつまみ。

    ベーコンとチーズの旨みで味付けいらず。とにかくお酒がすすみます。

    ズッキーニとパルミジャーノ・レッジャーノのソテー

     

    『たたきれんこんのカリカリチーズパン粉焼き』

    こちらはこんがり炒め焼きしたれんこんに、旨みと香りの強いパルミジャーノ・レッジャーノとスパイスをまぶした簡単おつまみ。

    チーズの旨み、食欲をそそるスパイスの香り、そしてサクサクのパン粉がたまらなくおいしくて、つまむ手が止まらなくなります。

    たたきれんこんのカリカリチーズパン粉焼き

     

    スープや煮込み料理、パスタソースには、ごちそう感のあるものを

    一定時間煮込むスープに入れたいのは、やはり使い勝手の良いパルミジャーノ・レッジャーノ。

    しかし味のアクセントとして仕上げに溶かし入れるのであれば、ごちそう感のあるブルーチーズ(ゴルゴンゾーラなど)もレストランのようなお味に仕上がるのでおすすめです。

    また、チェダーチーズを入れると仕上がりがきれいなオレンジ色になります。かぼちゃのお料理と合わせると素敵なハロウィーン仕様のお料理になるので、お子さんたちにも喜んでもらえそうですね。

     

    『パルミノ・レッジャーノ出汁香る 秋のミネストローネ』

    お鍋の蓋を開けた途端、たちまち広がるパルミジャーノ・レッジャーノの良い香りの秘密は、チーズの外皮。

    その深い旨みと風味が具材にもしっかりしみ込み、たっぷりの野菜が本当においしくいただけます。

    パルミノ・レッジャーノ出汁香る 秋のミネストローネ

     

    『鶏肉ときのこのブルーチーズ・フリカッセ』

    仕上げに少量のブルーチーズを混ぜ入れるだけの簡単クリーム煮。

    でも味はまさにレストラン仕様! パンにもライスにも合うので、特別な日のディナーにもぴったりですよ。

    鶏肉ときのこのブルーチーズ・フリカッセ

     

    『シナモンとチェダーチーズのかぼちゃクリームパスタ』

    マッシュしたかぼちゃをコクのあるチェダーチーズのソースに溶かして、ショートパスタにかけました。

    かぼちゃは皮を除いておき、さらに黄色の鮮やかなチェダーチーズを加えることできれいなかぼちゃ色のソースに仕上がります。

    シナモンとチェダーチーズのかぼちゃクリームパスタ


    いかがでしたか?

    ひと口にチーズと言ってもいろいろありますし、そのまま食べてももちろんおいしいもの。ですが、こんな風に気軽にお料理に使ってみるのも楽しいものですよ。

    最近はスーパーマーケットで買えるチーズの種類もグンと増えてきたので、ぜひお気に入りのものを見つけてくださいね。

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    このコラムを書いたArtist

    庭乃桃
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    庭乃桃

    • 女子栄養大学食生活指導士

    料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士 / 文筆家 はじめまして、庭乃桃(にわの・もも)と申します。 どこの国の料理でも、食べたいのは しみじみ "おいしい!" と思えるごはん。 和のおかずから、洋食、エスニック、 本場ヨーロッパの家庭料理まで、 旬の食材や季節感を大切にした おいしいものが大好きです。 企業様向けレシピの開発や、 レシピ記事の制作、本やコラムを書く仕事を しています。 時々、翻訳、講演なども。 いろいろなレシピがあるので、 よかったらぜひのぞいていってくださいね!

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