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フランス家庭料理をアレンジした、おもてなしにも使えるお鍋ひとつの簡単クリーム煮。しっとりジューシィな鶏肉と旨みのあるマッシュルームに、ブルーチーズの濃厚で薫り高いコクがとてもよく合います。パンでもライスでもおいしくいただけますよ。
◆フリカッセは白い色が信条なので、具材を炒める時も煮込む時もとにかく焦がさないようにします。 ◆鶏むね肉だとしっとり、もも肉だとボリューム感が出ますので、お好みで使い分けてみて下さいね。
鶏肉は一口大に切り、塩、ホワイトペッパーで下味をつける。 玉ねぎは粗みじん切りにする。 マッシュルームは石突を取って食べやすい大きさにする。 にんにくは大きければ半分に切り、包丁の腹でつぶす。
深めのフライパンか鍋にオリーブオイルを熱し、鶏肉を皮目から入れて 全体が白くなるまで焼いて一旦取り出す(中まで火が通っていなくてもよい)。
2 のフライパンか鍋にバターとにんにくを入れ、今度は玉ねぎを炒める。 マッシュルームを加え、先ほどの鶏肉も戻し入れたら、小麦粉を加えて 全体がしっとりするまで炒める。
粉っぽさがなくなったら白ワインを加えてひと煮立ちさせ、A 牛乳300cc、塩小さじ1/4、ローリエ1枚を加える。煮立ったら弱火に落としてフタをし、なべ底が焦げ付かないよう時折かき混ぜながら5分ほど煮込む。
火を止めてブルーチーズを溶かし入れる。 皿に盛り付け、仕上げにお好みでナツメグを振る。
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庭乃桃
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士 / フードライター。 企業向けレシピの開発、スタイリング・撮影、 食関連の書籍・コラムの執筆、翻訳、 セミナーイベントへの登壇、講演など 幅広く活動しています。 ●旬の食材、季節感を大切にしたおかず ●ひと鍋で作れる欧風家庭料理 ●簡単エスニック 大学院でヨーロッパの歴史・文化を専攻、 現地に数年在住。日本食が食べたくて 食材や調味料にあれこれ工夫した経験や、 ヨーロッパの家庭料理・郷土料理を学ぶことで触れた 各国の食文化や食への取り組みなど、 レシピにも活かしていけたらと思います。 2020年、欧州連合(EU)の 食品・飲料プロモーション 「パーフェクトマッチ・キャンペーン」で、 EU食材×日本食材のマッチングによる 季節のオリジナルレシピを開発・監修。