イタリアはプーリア州特産のチーズ、ブッラータ(Burrata)。見た目も味もモッツァレラチーズによく似ていますが、中にはミルクの香り豊かなとろ~りクリームが詰まっています。ナイフを入れると中身が流れ出るその瞬間は、パーティーなどでも盛り上がること間違いなし!現地以外では手に入りにくい話題のこのチーズを、今回はモッツァレラで作ってプチ体験しちゃいましょう♪
◆コツは、モッツァレラに火を通しすぎないこと。中にフィリングを詰められるくらいの柔らかさに、けれど溶けすぎることのないよう、電子レンジの加熱時間を微妙に加減します。(失敗したら、生クリームでごまかしてもOK!) ◆本物のブッラータに比べるとかなり硬めの仕上がりになります。また、本物は現地でも温度管理が厳しく、賞味期限も短いので、ミルクの風味や乳製品の甘みと酸味のコントラストがかなり弱くなります。
モッツァレラチーズとその漬け汁が入る大きさの耐熱ボウルを、2つ用意する。
A モッツァレラチーズ15g (細切り)、生クリーム(脂肪分46%)小さじ1.5杯程度、レモン汁小さじ1/8は混ぜ合わせておく。
モッツァレラチーズを袋から取り出し、漬け汁を耐熱ボウルに入れる。 チーズはできるだけ平らそうな面に包丁で深めに十字の切り込みを入れ、 そちら側を下にして漬け汁のなかに沈める。
2 にふんわりラップをかけ、電子レンジ(600W)で 1分40秒~2分くらい加熱する。 (※モッツァレラの切り込みを入れた辺りだけが柔らかくなるようにする。)
もうひとつの耐熱ボウルに 2 で使ったラップを敷き、 スプーンなどで取り出して水気を切ったモッツァレラを、 切り込みを入れた方を上にして置く。
十字の切れ込みに指を入れてチーズを手早く伸ばしたら、 [A]を入れて包み、(肉まんを包むような要領で)チーズをたぐり寄せながら、 中身が漏れないように口をしっかりと閉じる。
さらにラップで包んで形を整え、ボウルごと冷凍庫に入れて約3分冷やす。
作りたてをすぐにカットすると中身がきれいに流れやすいです。 時間を置くと外側のチーズがどんどん硬くなってしまうので、 ぜひ食べる直前に作ってくださいね!
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庭乃桃
料理・食文化研究家
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士 / 文筆家 はじめまして、庭乃桃(にわの・もも)と申します。 どこの国の料理でも、食べたいのは しみじみ "おいしい!" と思えるごはん。 和のおかずから、洋食、エスニック、 本場ヨーロッパの家庭料理まで、 旬の食材や季節感を大切にした おいしいものが大好きです。 企業様向けレシピの開発や、 レシピ記事の制作、本やコラムを書く仕事を しています。 時々、翻訳、講演なども。 いろいろなレシピがあるので、 よかったらぜひのぞいていってくださいね!