津軽の七草粥ともいわれる小正月料理。 「けの汁」は、「粥の汁」が訛ったもの。 昔から無病息災を願い、小正月に頂きました。 津軽地方の日本海沿岸では、醤油仕立て×具が大きめというけの汁もあります。 汁捥・箸:津軽塗 箸置き:津軽びいどろ
☑︎代用→金時豆水煮でもOK ☑︎本来であれば、大豆をすりつぶしたもの(ずんだ)をいれるそうです。 (我が家流のけの汁は、そのままです。) ☑︎山菜→わらびの水煮も一緒に入れるところもあります。 ☑︎根曲がり竹があれば、5mm幅で100g入れてください。 ☑︎分量は、目安になります。 ☑︎郷土料理なので各家庭により分量や入る物が様々です。 ☑︎味噌の分量は、お好みでご調整ください。 ☑︎だし汁は、お好みのもので。(元々は昆布だしで作る精進料理でした。)
☑︎干ししいたけは、ポリ袋に入れ、一晩水につけ冷蔵庫で戻す。 ☑︎高野豆腐は、ぬるま湯につけて戻す。 ☑︎油揚げ、熱湯にくぐらせ、油抜きをする。 ☑︎板こんにゃくは、下ゆでする。 それぞれ5mm角に切る。 ☑︎大根、にんじんは、5mm角に切る。 ☑︎ごぼうの皮を包丁の背でこすり取り、5mm角に切って水にさらす。 ☑︎ぜんまいの水煮、ふきの水煮は、5mm幅に切る。
鍋にだし汁を入れ、A 大根1/4本、にんじん1本、ごぼう1/2 本、ぜんまいの水煮50g、ふきの水煮50g、板こんにゃく1枚、高野豆腐1枚、油揚げ1枚を加え、火にかける。 (干し椎茸の戻し汁も入れる。) 煮立ったらアクを取り、中火で野菜が柔らかくなるまで 煮る。
具材がやわらかくなったらみそを溶き入れ大豆 (水煮または蒸し)を加え、約10分煮込み、味を含ませ、仕上げる。
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村越仁美
料理研究家
食べ飽きない美味しさにこだわる ・【食材3つ】以内で作るシンプルレシピ ・【しみじみおいしい】地味うまレシピ ・【旬野菜】レシピ を中心にふるさとの青森やゆかりのある土地等の『郷土料理』、乾物、発酵調味料を使用したレシピなどを発信しています。 新潟県に長年在住した経験から食材のおいしさを活かし、味つけは、シンプルかつ簡単に。余白があるシンプルなお料理は、アレンジも効きやすく、冷蔵庫に残りがちなものも活用できます! ……・・・………・・・………・・・………・・ ■料理研究家 レシピ開発、撮影調理、スタイリング、コラム執筆・調理アシスタント他 昆布大使(昆布だしの継承・食育のお手伝い)複数のアンバサダーとして幅広く活躍中。 その他、全国の食文化探訪をしながらふるさとごはんや地域食材、調味料、器など料理を通じ、食文化に纏わるものを発信しています。 ■保有資格 ・だしソムリエ 1級 ・発酵食エキスパート ・発酵食品ソムリエ ・豆腐マイスター ・日本かんぶつ協会認定 かんぶつマエストロ初級 ・フォトスタイリスト準1級 ◆アンバサダー ・日本昆布協会昆布大使 ・UNILLOY公認アンバサダー ・新潟直送計画アンバサダー 他 ◆農林水産省主催:和食文化継承リーダー ◆横浜市地産地消の案内人「はまふぅどコンシェルジュ」 ◆受賞履歴 「フーディトアワード2019」ホットケーキミックス部門【レシピ賞】他 多数受賞