いつもの野菜もちょっと干すだけで旨みが凝縮されてとってもおいしくなります。 干した野菜は、下ごしらえの段階で切ってあるし、水分が抜けて火の通りが良くなるので調理時間の短縮にも! お休みの日にたくさん干しておくと、忙しい日のごはん作りの強い味方になってくれますよ。
基本的には天気の良い日に短時間で干すのが良いです。何日もかけて干すと、傷んだりやカビてしまう原因になるので天気や食材の状態を見ながら、オーブン加熱に切り替えるなどしてくださいね。
今回の野菜は夏から秋にかけてのおすすめの野菜です。 お好みのものをご用意ください。 野菜の切り方は干しやすさで載せてますが、乾きやすければどんな切り方でも大丈夫です。
かぼちゃは種とわたを除き、3mm幅の薄切りにします。
いんげんは先端となり口を切り落として食べやすい大きさに切り揃えます。
ズッキーニはへたを切り落として5mm幅の輪切りにします。
ゴーヤは5mm幅の輪切りにします。 わたも種も食べられますが、気になる方は除いてください。(種は乾燥すると自然と取れてきます。)
ミニトマトはへたを除き、半分に切ります。 完全にドライにしたい場合や時間がない場合はスプーンで種を除いて、キッチンペーパーで水気を除きます。
切った野菜は盆ざるに重ならないように並べ、天気の良い日に風通しの良い日の当たる場所で干します。 基本的に切り口を上にして干しますが、数時間ごとに裏返すとまんべんなく干せます。 ゴミや虫が心配な場合は干しかごがあると便利です。
干し時間は天候や湿度にもよりますが6時間から3日程度。夜には一度室内に取り込みます。 3時間ほど干しただけでも表面の水分が抜けて味が凝縮されます。セミドライ~ドライのお好みの乾き具合になるまで干します。
干したものの天候が悪い、湿度が高めなど環境が良くない場合は100℃のオーブンで20分~1時間ほど高温で乾燥させます。 干しあがったものはカラカラであれば乾燥材を入れて密封瓶などに。セミドライの場合はカビやすいので冷蔵庫で保存し3~4日で食べきります。
干し野菜を使ったレシピはこちらをどうぞ。 干し野菜のラタトゥイユ https://oceans-nadia.com/user/22477/recipe/419486 干し揚げ野菜のちらし寿司 https://oceans-nadia.com/user/22477/recipe/419495 干しゴーヤと牛肉のチゲスープ https://oceans-nadia.com/user/22477/recipe/419501
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がまざわ たかこ
料理家・郷土料理研究家・調理師
料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。