パリッ!モチッ!ジューシーな焼き餃子を作るには?
パリッ、モチッとした皮を噛むと中から肉と野菜のうま味たっぷり、ジューシーな肉汁が溢れ出る…。餃子はまさにおかず界の「小宇宙」。無限の可能性を秘めています。焼き・茹で・蒸し・揚げ、調理法だけでもまったく違ったものになってしまうのも魅力のひとつですよね。
今回はビールにもご飯にも合う! 甘みのある白菜をたっぷり使った「パリパリ羽根つき焼き餃子」の作り方をご紹介します!
具材や調味料を入れる順番、きれいな餃子の包み方、美味しい焼き方、羽根の作り方も詳しく画像付きで解説します。ちょっとしたコツで格段に美味しい焼き餃子が作れますよ!
【1】豚肉選び
ジューシーな仕上がりが好きだったら脂身が多いバラ肉。少しあっさりとしたのが好きならバラ肉にロース肉を合わせても。
もっとこだわる人はかたまり肉を包丁で叩いてミンチに。鮮度も風味も自分で行った方が格段にいいし、自分好みのミンチ具合に調整できるからいいですよね。ごろっとした肉感が残っている餃子も美味しいですよ。
【2】白菜にする?キャベツにする?
味の決め手のひとつが野菜。白菜派かキャベツ派かで激論が交わされますが、どちらも甲乙つけがたい!
●白菜
キャベツよりも甘みがある。水分量が多いので塩揉みをして水分を絞らないと肉ダネがベチャッとなってしまう。
●キャベツ
甘みとシャキッとした食感がある。水分を絞らなくてもOK。
冬になると白菜派、春になるとキャベツ派が多くなる傾向です! やはり旬のものを使いたくなりますよね。
【3】餃子のきれいな包み方
餃子で難関に思えてしまうのが「包み」ではないでしょうか。肉ダネがはみ出してしまったり、焼いている途中に開いてしまったり…。
でも要領さえ覚えればあとはひたすら繰り返すだけ! 簡単できれいな包み方をレシピでご紹介します。
ちなみになぜ餃子は皮に「ひだ」を付けて包むかご存知ですか?
昔の中国で使われていた馬蹄銀(ばていぎん)という銀でできたお金に似せて「ひだ」を付けて作られたそうです。見た目の良さもさることながら「ひだ」があることで皮がはがれにくくなる上、伸縮性も出るので焼いている途中に皮が破れてしまうのを防ぐ効果があるんですよ。
【4】上手な焼き方とパリパリの羽根
具材の配合と包み方が完璧でも、焼きを失敗してしまうと台無しです!
焦げた…、ブヨブヨの水っぽい餃子になった…、羽根がパリパリにならない…。
これも時間や分量さえ守れば簡単に解決できることなのでこの機会に覚えちゃいましょう!
「白菜たっぷり!パリパリ羽根つき餃子」の作り方
【材料(4人分)】
豚ひき肉 180g
白菜 150g
青ネギ 3本
塩 小さじ1/4
【A】醤油・胡麻油 各大さじ1
【A】砂糖・鶏がらスープの素(顆粒)・酒・みりん 各小さじ1
【A】生姜(すりおろし) 1片分
【A】胡椒 少々
餃子の皮 20枚
胡麻油 適量
【B】熱湯 150ml
【B】薄力粉 小さじ2
【作り方】
【材料を切る】
1.白菜はみじん切りにして塩ふたつまみ(分量外)をふり、塩揉みをして10分置いて水気をよく絞る。青ネギは小口切りにする。
【肉ダネを作る】
2.豚ひき肉に塩を加え、粘り気が出るまでよく混ぜる。【A】を加えて全体になじんだら、青ネギと白菜をざっくりと混ぜる。
【包む】
3.餃子の皮の中心に肉ダネをのせ、余白の上部分だけに水を少し付ける。
左手の人差し指で皮を右側に押して、右手の親指と人差し指で押された皮をつまむ様につけて4~5か所、間隔を開けて繰り返す。
下を平らにして、全体の形を整える。
【焼く】
4.フライパンに胡麻油・大さじ2をひき、餃子を並べたら中火で4分加熱する。混ぜた【B】を加え、蓋をして3分、蒸し焼きにする。蓋をはずして鍋肌に胡麻油・小さじ2をかけ、強火で水分を飛ばして完成!
※羽根は薄めで、控えめです。しっかりした羽根がお好きな方は薄力粉を大さじ1へ変更してください。
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白菜たっぷり!パリパリ羽根つき餃子
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羽根つき辛うま味噌チーズ餃子
ご家庭によって秘伝の餃子レシピがあると思います。今回ご紹介した基本の餃子レシピを参考にいろいろとアレンジして楽しんでいただければ幸いです!
ちなみにオススメのアレンジ具材をご紹介しますね!
まずは豚肉を「鶏肉」に代えてあっさりとした餃子にしても美味しいですよ。
野菜は白菜、キャベツ、ニラが一般的ですが、「香味野菜」もオススメです。一番は「玉ねぎ」! 水分が出やすいので、みじん切りにしたらレンジで加熱して火を通し、水分を絞ってから肉ダネと混ぜて下さいね。美味しい風味がプラスされて、ジューシーな仕上がりになりますよ。
今日は餃子パーティーで決まりですね! お酒とご飯もお忘れなく!
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