寒くなると恋しくなるのが煮込み料理。今回はトマトジュースで作る大根と鶏の煮込みをご紹介します。トマトジュース、大根、鶏手羽という節約食材でお財布にもやさしい一品。また、トマトジュースは、トマト缶のように固形物が含まれていないため、味がなじみやすいのも特徴。おなかも心もいっぱいになる具材がホロホロの煮込み料理の作り方を詳しく解説します!
掛け合わせ食材でうまみアップ!
今回、主役の鶏手羽肉に合わせたのは大根。大根の酵素は鶏肉などのタンパク質を柔らかくする働きがあります。また、骨付きの手羽を使うから美味しいお出汁もたっぷり! さらに大根をたくさん入れればかさましにもなります。
小麦粉を入れるだけでいいこと尽くし!
鶏肉は下味をつけたら小麦粉をまぶしておきます。この小麦粉が重要な役割を果たしてくれます! 小麦粉が果たしてくれる役割は3つ。1つ目は、小麦粉でコーティングする事でうまみを閉じこめて、肉をジューシーに仕上げてくれます。2つ目はとろみ。小麦粉を入れることで、とろっとした仕上がりになります。そして最後に、小麦粉にソースも絡みやすくなり、味がしっかり全体に行き渡ってくれます。小麦粉1つで、完成に大きな差が生まれるので、ぜひ材料に取り入れてみましょう!
皮目からカリッと焼く
鶏手羽をただ煮込むのではなく、軽く焼いてから煮込むことで、香ばしさも楽しむことができます。フライパンにごま油をひいて熱し、みじん切りにしたにんにくを入れて香りがたったら、鶏肉を入れます。皮目から焼き、軽く焦げ目がつくくらいまで焼くと外はパリッと中はジューシーな鶏手羽の煮込みになります。
大根は薄くカットして味を染み込みやすく
煮るのに時間がかかる大根は、火が通りやすくするために薄めにカットします。薄くカットすることで、短時間でしっかり味がなじみやすくなります。お肉全体に軽く焦げ目がついたタイミングで、大根とトマトジュース、調味料を加えて一煮立ちさせます。弱火~中火でコトコト煮込んでいきます。煮汁にとろみがついて、煮汁が半量になるくらいまで煮込みます。
酢の効果で脂っぽさ、臭みを軽減!
調味料にトマトの風味に合うお酢をつかいます。お酢のさっぱり感が鶏肉の脂っぽさ、臭みなどを軽減してくれるんです。さらに、お酢にもタンパク質を分解させる効果があるので肉がホロホロに柔らかく仕上がります。
今回ご紹介した方法なら、短時間で味がしっかり染み込んだトマト煮込みができます。手軽に入る食材なので、節約にもぴったり。今夜の晩ごはんにいかがですか? 作り置きしておいて、お酒のお供やお弁当のおかずにするのもおすすめ。ぜひお試しくださいね!
「掛け合わせ食材で相乗効果!大根と鶏のほろほろトマト煮込み」の作り方はこちらの動画でも紹介しています。