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  • 公開日2020/03/16
  • 更新日2020/03/16

本当に美味しいピーマンの肉詰め|何度も作りたい定番レシピVol.123

ピーマン嫌いの子どもでもひき肉のおかげで食べやすくなる「ピーマンの肉詰め」。肉だねをピーマンに詰めて焼くだけの料理ですが、ピーマンからお肉がはがれるなど意外とうまく仕上げられないことも。今回は、肉だねを詰めるコツからふわふわに焼き上げるコツまで丁寧にご紹介します。Nadiaで人気の料理研究家が自信を持っておすすめする定番レシピシリーズです。

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本当に美味しいピーマンの肉詰め|何度も作りたい定番レシピVol.123

 

おかずやお弁当に大活躍!「ピーマンの肉詰め」のお悩み解決

上部を切り落としたり、縦に半分に切ったピーマンにハンバーグのたねを詰めて作る「ピーマンの肉詰め」。
お肉とピーマンを合わせることで、普段はピーマンを食べないお子さんもピーマンを食べてくれる、晩ご飯やお弁当に大活躍のうれしい定番おかずです。

ただ、ピーマンからお肉がはがれる、中まで火が通らない、中まで焼こうとすると焦げる…など悩みも多いこのメニュー。
今回は、基本の作り方と共に「ピーマンから肉だねがはがれないコツ」や「しっとりふわふわに焼き上げるコツ」もご紹介。少しのポイントをおさえれば、はがれ知らずでふっくらシャキシャキの美味しいピーマンの肉詰めが簡単に作れますよ。

 

はがれなし!失敗なし!「ピーマンの肉詰め」の作り方

 

【材料(4人分)】

合いびき肉 330g
ピーマン 6個(ピーマンの大きさで調整してください)
玉ねぎ 1/2個
塩・こしょう 各適量
片栗粉 大さじ2
Aサラダ油・水・片栗粉 各大さじ1
B料理酒・みりん・醤油 各大さじ2

 

【作り方】

【下準備】
・ピーマンは洗って水気を拭き取り、縦半分に切る。ヘタを取り、種の根元部分に包丁で切れ目を入れ、種を取る。
・玉ねぎは細かくみじん切りする。

【POINT】
半分に切ったピーマンを手に持ち、ヘタを反対の手でめくるように引っ張るとポロッとヘタが取れます。ヘタを切り取らないことでピーマンがカップ状になるのでお肉が剥がれにくく、ヘタをめくって取ることでお子さんも食べやすくなります。
ピーマンの種には栄養があるので、気にならない方は種を取らずにそのまま肉だねを詰めても。肉だねを詰めるときは小さめのスプーンを使うと詰めやすいですよ。

1.ボウルに合いびき肉と塩・こしょうを入れ、白い筋のような粘りが出るまで混ぜる。玉ねぎを入れて混ぜたらAを入れ、粘りが出るまでこねる。

【POINT】
卵とパン粉なしでも、片栗粉と水、油を加えることでお肉がふわふわに仕上がります。卵を入れたい場合は、サラダ油と水を抜いて、卵を1/2個分入れてくださいね。

2.ビニール袋にピーマンと片栗粉を入れて振り、ピーマンにまんべんなく片栗粉をまぶす。

【POINT】
時短で一気にできるように袋に入れて振っています。茶こしでピーマンの内側部分だけに片栗粉をまぶしても。

3.ピーマンについた余分な粉をはたいて、肉だねをスプーンで隙間なく真ん中がこんもり盛り上がるようにきっちり詰める。

【POINT】
焼くとお肉が縮むので、しっかり詰めないとピーマンからお肉が剥がれやすくなります。隙間なくきっちり詰めることでお肉が剥がれず、こんもり詰めることで食べごたえのあるジューシーな焼き上がりになります。

4.火のついていない(油も引いていない)フライパンに、お肉の面を下にして3を並べる。

【POINT】
油を引いていないフライパンに並べてから火をつけることでお肉が縮むのを防ぎ、ピーマンからお肉が剥がれにくくなります。

5.ピーマンを全部入れ終わったら火をつけて1〜2分焼く。お肉に焼き目がついたらBを入れ、火を弱めて蓋をし5分蒸し焼きする。

【POINT】
ピーマンは裏返しません! 裏返さないことでピーマンからお肉が離れず、ピーマンのシャキッとした歯ごたえも楽しめます。
子どもが食べやすいように、もう少しピーマンをやわらかく仕上げたい場合は、調味料に水50mlを足して煮て、蓋を取ってから少し煮詰めてくださいね(強火だと水気がなくなって焦げ付くので注意)。 ピーマンが大きい場合は、焼き時間を長くしてしっかり中まで火が通るようにしてくださいね。

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裏ワザで絶対失敗無し!甘辛照り焼きのピーマン肉詰め

 

冷凍保存で便利に使う!

多めにできあがったピーマンの肉詰めは冷凍保存がおすすめ! 冷凍保存のポイントは、安全と味の劣化を防ぐため、生の状態ではなく焼き上がったものを冷凍すること。

焼き上がったピーマンの肉詰めをしっかり冷ましてからその日のうちに1つずつラップで包み、ジッパー付き保存バッグなどに入れて冷凍します。空気に触れると味の劣化が進むので、空気が入らないようにきっちり包んで保存してください。

火を通してあるので、食べるときはレンジで温めるだけでOK。フライパンでもう一度焼きたいときも、先にレンジ加熱してから調理すると、時短で中までしっかり温められます。ピーマンの肉詰めを冷凍してからもう一度レンジ加熱することでピーマンの苦味が抜けるので、お子さんのお弁当おかずにもピッタリですよ。

 

ピーマンの肉詰めの日のおすすめ献立は?

 

【副菜】小松菜と桜えびの煮物

ピーマンの肉詰めに合わせ、副菜にはレンジで簡単にできる便利な煮物はいかがでしょう。小松菜に含まれる「β-カロテン」は免疫力を高める効果などがあるといわれています。桜えびの鮮やかな色合いで食卓から少し春を感じてくださいね。

●詳しいレシピはこちら
5分で完成!レンジで簡単*小松菜と桜エビの煮物

 

【汁物】たっぷりきのこのけんちん汁風すまし汁

https://oceans-nadia.com/user/153045/recipe/386571

「汁物」には、きのこをたっぷり使ったすまし汁を合わせます。白だしであっという間にできるので、ピーマンの肉詰めを作りながら一緒に簡単に作れますよ。きのこにはアレルギー予防や改善効果も期待されるので、花粉症などのアレルギー症状で悩んでいる方にも。

●詳しいレシピはこちら
たっぷりきのこのけんちん汁風すまし汁


いかがでしたか? 実はお手軽で、初めての方も簡単に失敗なしで作れるピーマンの肉詰め。ピーマンに豊富に含まれるビタミンCは熱に強く、油で調理することでビタミンAの吸収率も高まるので、「ピーマンの肉詰め」はピーマンの栄養を効率よく摂取できる最適メニューなんです。風邪予防や疲労回復も期待できる栄養豊富なピーマンを、ぜひ毎日の食卓に取り入れてご家族の健康を美味しく守ってくださいね。


●こちらのコラムもチェックしてみてくださいね。
・栄養たっぷり、子どもも食べやすいピーマンの人気レシピ15選
・子どもの好き嫌いをなくそう!二大苦手食材の克服法とおすすめレシピ

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