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  • 公開日2017/09/14
  • 更新日2017/09/14

子ども好き嫌いをなくそう!二大苦手食材の克服法とおすすめレシピ

子どもの嫌いな食材代表格「ピーマン」と「きのこ」。嫌いなのには理由があります。嫌いな理由のポイントをおさえて、苦手な野菜も克服していきましょう。キッズ食育トレーナーの増田陽子さんが詳しくご紹介してくれました!

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子ども好き嫌いをなくそう!二大苦手食材の克服法とおすすめレシピ

 

子どもたちが嫌いな食材を克服したい!

子どもたちが嫌いな食材の代表が「ピーマン」と「きのこ」です。料理に入っていると避けて嫌がるお子さんも多いのではないでしょうか。栄養たっぷりの食材だからこそ、お母さんたちはしっかり食べてほしいですよね。この2大苦手食材を克服できちゃう方法をいくついかご紹介します!

 

どうして嫌い?子どもの2大苦手食材

そもそもこれらの食材は、なぜ子どもたちに嫌われてしまうのでしょうか。子どもたちが嫌いなのには、理由があったようです。まず苦手ポイントをおさえましょう。

●ピーマン

何と言ってもその苦み、そして青臭さ。緑でつやっとした見た目がイヤな子もいます。

●きのこ

火を通すとぐにゃっとする感じ、ぬるっとした舌触り、噛み切りにくい食感。それだけでなく、見た目が気持ち悪い、独特な香りが苦手という子もいます。

 

【苦手克服作戦1】 食べやすい大きさ、長さ、形状にする

食べやすいよう小さめに切るのがコツ。しかし、すりおろして形がわからないようにして、好きなものと混ぜる…まですると、場合によっては後からわかった時に「だまされた!」という気持ちになり、その後「これにも入っているのでは?」と不信感を抱くことも。

身につけたいのは苦手食材の栄養だけではなく、自信。小さく切ってあっても何を食べたのか自分でもわかる程度の大きさがおすすめ。たとえひと口でも「食べられた!」という自信を持つことが大事です。

 

嫌いなものは隠しちゃう!ピーマンとベーコンの包み焼き

餃子の皮に、ピーマンとベーコンをマヨネーズで和えたものを包んだら焼くだけ! ベーコンの旨みとマヨネーズの味がピーマンの苦みと香りを和らげます。冷めてもおいしいですが、ピーマン嫌いさんはぜひ、焼きたてのカリッとした皮と中身を一緒に食べるのがおいしく食べられるコツ。おやつにもおすすめです。

短時間でぱぱっと作れるので、もしひと口で終わっても「時間と手間をかけたのに…」というショックも少なくて済みます。

【材料(4個分)】
餃子の皮 4枚
ピーマン 1個
ベーコン 1枚
マヨネーズ 小さじ1/2
油  適量

くわしいレシピはこちら
●『ピーマンとベーコンの包み焼き』

 

みんな大好きな料理に変身!きのこコロッケ

コロッケは子どもが大好きなメニューの一つ。旨みのあるきのこは存在がわかる程度の大きさに切り、調味料で味を付けてコロッケにします。まるで、肉が入っているかのような味わいと食感になりますよ。

【材料(2人分)】
じゃがいも 150g
玉ねぎ   80g
舞茸    50g
エリンギ  40g
油   小さじ1
醤油  小さじ2
みりん 小さじ2
小麦粉 大さじ2程度
卵   1/2個
パン粉  適量
揚げ油  適量

くわしいレシピはこちら
●『きのこコロッケ』

 

いつの間にかたべちゃう!和風マーボー春雨

ピーマンの緑色は彩りにもなり、入れると大人はよりおいしそうに見えるな、と思います。「今日は好き嫌い克服だから」といきなり苦手な野菜をどーんと入れるのは、やはりハードルが高いもの。

入れる量は全体に比べて少量にします。そして、春雨に合わせてピーマンや他の具材も細長く切ると、一体感が出て一緒にチュルッと食べやすくなります。

【材料(2人分)】
春雨(乾燥) 40g
豚ひき肉  100g
ピーマン  1個
人参    30g
長ネギ   1/2本
えのきだけ 40g
生姜   1/2かけ
にんにく 1/2かけ
だし   100cc
味噌   大さじ1
砂糖   大さじ1/2
醤油   小さじ1/2
油    大さじ1/2

くわしいレシピはこちら
●『和風マーボー春雨』

 

そぼろと一緒にぱくっと食べちゃう!きのこと厚揚げのそぼろあんかけご飯

「苦手食材を入れるとそれだけ残してしまう」という時は、他の具材と大きさを同じにして小さく切り揃えてしまうのも手です。

きのこ、厚揚げ、たけのこ。入っているのはわかるけれど、全て同じ大きさにしてしまえば、どの具材がどこに入っているか、もうわかりません! わざわざ取り出すのも大変なので、スプーンですくって一緒にぱくっと食べられちゃいますよ。食感も歯ごたえのあるものと柔らかいものなどバランス良く混ざっているので飽きずに食べられます。

【材料(2人分)】
ご飯   適量
しいたけ 4枚
厚揚げ  90g
たけのこ(水煮) 40g
鶏がらスープの素(顆粒) 小さじ1/2
酒   大さじ1/2
醤油  大さじ1/2
オイスターソース 小さじ1
塩   少々
胡椒  少々
水溶き片栗粉 適量
ごま油 大さじ1/2
(あれば)きぬさや 2枚

くわしいレシピはこちら
●『きのこと厚揚げのそぼろあんかけご飯』

 

【苦手克服作戦2】 お手伝い作戦

「自分が作った!」というメニューは進んで食べるきっかけになります。親子でキッチンに立って楽しみながら料理できるのもいいですね。

 

お手伝いして楽しい!ピーマンの海苔のせチーズ焼き

子どもが自分でチーズをのせて、海苔をちぎる、というだけでも、「自分が作ったから食べてみよう」という気持ちにつなげることができます。チーズが熱で溶けていく様子を見るのも、ワクワク感が増しますね。「早く食べたい!」という気持ちも高まるはずです。

【材料(2人分)】
ピーマン 2個
ピザ用チーズ 40g
醤油   小さじ1/4程度
もみのり 適量

くわしいレシピはこちら
●『ピーマンの海苔のせチーズ焼き』

 

【苦手克服作戦3】 楽しいイベントと組み合わせる

親子でおでかけするときのお弁当、パーティー、お友だちと食べる食事など、日常とちょっと違うシチュエーションの力を利用してみましょう。「食べてみよう」のスイッチを押し、楽しく食べるチャンスにもなります。

 

マッシュルームの肉詰め

見た目が苦手な食材でも、普段とは違うシチュエーションで、ちょっと工夫すれば大丈夫! さらにかわいい見た目だったり、食べやすいサイズであったりなどすると、「食べてみようかな」という気持ちにつながります。

【材料(2人分)】
マッシュルーム 8個
鶏挽き肉  50g
にんにくすりおろし 小さじ1/6
パン粉  大さじ3
粉チーズ  小さじ2
塩     少々
胡椒    少々
小麦粉   適量

くわしいレシピはこちら
●『マッシュルームの肉詰め』

 

「いつかは食べる」という心の余裕も大事

子どもの頃は食べられなかったけれど、大きくなって食べられるようになった、という記憶はありませんか? 今は食べなくてもいつかは食べるかも、という気持ちの持ち方も大切です。

「食べないと◯◯に行けないよ!」「先生に怒られちゃうよ!」ではなく、「食べたら元気になるよ」「カッコよくなるよ」「お肌がツルツルになって憧れのプリンセスになっちゃうかも」などプラスの伝え方も大切。

頑張って作ったのに、ひと口も食べなかった、という日もあるかもしれません。ひと口は何とか食べたけれど完食しなかった、ということもあると思います。もし、ひと口食べたなら、そのひと口を「食べられた!」と一緒に大きく喜んであげてください。

きっと、「次も食べてみよう!」の意欲につながりますよ。お母さんの笑顔が、一番の好き嫌い克服への近道ではないでしょうか。



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