旬の野菜をシンプルに美味しく味わうには漬け物が一番!自家製お漬物は保存料なしで安心して食べることができるし、日がたつにつれて変化する味わいも楽しめます。 ポリ袋やタッパーを使って作るので漬け物用の樽がなくてもトライ出来ます!
白菜は天日で干すことで食感が良くなり、旨みが増します。 本格的な2度漬けは下漬けの塩水を捨てるので水分で薄まらず、しっかりと旨みを感じることができます。 2度漬けにすると本漬けの段階で味が決められるので、生姜やレモンなどお好みの食材を加えて作れるのでおすすめです。 室温が高い場合は冷蔵庫で漬けるのが良いですが、常温に置くことで角のある塩気がとれてまろやかになります。 冷蔵庫での保管は本漬けが終わってからの方が美味しく仕上がります。
白菜は固い外の葉をはずし、中心部分から根元に包丁を入れ、葉の部分は手で裂いて4~6等分に分けます。 芯の部分を斜めに切り落とします。(深く切ってしまうと葉がバラバラになってしまうので気を付けましょう) 葉の間を洗って水気を切っておきます。
切り口を上にして大きめのざるにのせ、天日で約1日干します。
【下漬け】 葉が反り返るくらいになったら、葉の間の根元部分だけにあら塩をすり込み、清潔なポリ袋に入れ水を回しかけて白菜から水分を出やすくします。 なるべく空気を抜くようにして口をしばります。 (ポリ袋は2重にすると安心です) 汁が出てきたら時々もみ込んだり、ひっくり返しながら 2日ほど冷暗所か冷蔵庫におきます。
【本漬け】 白菜から水分が出て柔らかくなったら、白菜の水気を軽く絞ってアルコール消毒したホウロウ容器かタッパーに芯と葉が交互になるように並べます。 今回は3.5Lのタッパーを使ってます。
0.5%程度の追加の塩、5mm幅に切った昆布、せん切りにしたゆずの皮、種を除いて輪切りにしたたかのつめを全体に散らします。
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がまざわ たかこ
料理家・郷土料理研究家・調理師
料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。