しみじみおいしい高野豆腐といんげんの煮物。最後に乾物の小海老を加えてじんわり味を含めれば、ちょっととごちそう感のある味に仕上がります。今回は「十六ささげ」と呼ばれるやわらかいささげいんげんを使ってみました。ふつうのいんげんでもおいしくできますよ。
◆作りたてでも食べられますが、一晩置くと高野豆腐の中までじんわり海老だしがしみるのでとてもおいしくなります。
こちらが「十六ささげ」。 いんげんによく似ていますが、それよりもずっと長くて細いのが特徴です。 筋を取る必要がなく、やわらかいのでとても使いやすいお野菜です。 「あいちの伝統野菜」や、「飛騨・美濃伝統野菜」に認定されているほか、 沖縄でも「フーロー豆」という名前で親しまれています。
高野豆腐は袋の表示にしたがって戻し、食べやすく切る。 十六ささげも食べやすく切る(ふつうのいんげんを使う場合は筋を取ってから)。
鍋にA だし汁3カップ、酒大さじ1、みりん大さじ2、醤油大さじ1、塩小さじ1/4を煮立て、高野豆腐を入れてふつふつするくらいの火加減で約5分煮る。
横に十六ささげ(または いんげん)を入れて、さらに3~4分、ささげがやわらかくなるまで煮る。
火を止めて桜海老を加え、全体に味をなじませる。 粗熱が取れたら冷蔵庫に入れ、一晩おいて中まで味を含ませる。
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庭乃桃
料理・食文化研究家
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士 / 文筆家 はじめまして、庭乃桃(にわの・もも)と申します。 どこの国の料理でも、食べたいのは しみじみ "おいしい!" と思えるごはん。 和のおかずから、洋食、エスニック、 本場ヨーロッパの家庭料理まで、 旬の食材や季節感を大切にした おいしいものが大好きです。 企業様向けレシピの開発や、 レシピ記事の制作、本やコラムを書く仕事を しています。 時々、翻訳、講演なども。 いろいろなレシピがあるので、 よかったらぜひのぞいていってくださいね!