今時期しか出回らない新生姜で季節の保存食作りはいかがでしょうか? お寿司に添えたり、和え物にも日々の常備菜として活躍します! 食べ物が傷みやすくなるこれからの季節。生姜と酢の殺菌、防腐作用でお弁当にも大活躍ですよ。 この甘酢漬けを使ったがりチューハイのレシピはこちらです! https://oceans-nadia.com/user/22477/recipe/411644
水や出汁が入っていないので日持ちしやすいですが、保存は冷蔵庫で2か月くらいがおいしく食べる目安です。 新鮮な生姜を使用して、茹で上げて熱いうちに漬けることでピンク色に染まりやすいですが、先端の赤い部分を一緒に加えることで徐々に色が付きやすくなります。
保存容器を煮沸消毒しておきます。
新生姜を用意します。 新生姜は全体が白っぽく、先端が赤くなっているものが新鮮です。 茶色のひね生姜の場合は辛みが強く、繊維の口当たりも気になる事があるので新生姜がおすすめです。
甘酢の材料を用意します。 今回はきび砂糖を使用していますが、ない場合は上白糖でも大丈夫です。
小さめの鍋にきび砂糖、粗塩、米酢を入れ混ぜて火にかけ、沸騰して砂糖が溶けたら火を消し冷まします。
新生姜は皮が薄いのでスプーンを使って表面を軽くこそげるようにして皮をむきます。
切りやすい大きさに切り分けて、汚れた部分や固そうな節は切り除きます。 スライサーか包丁で繊維に沿って1mm程度に薄切りにします。 歯ごたえや、辛みある方が好きな方は気持ち厚めに切ると良いです。 ※スライサーを使う際は手を切らないように気を付けて下さいね。軍手などを使うと安心です。
新生姜の先端の赤い部分は固いので切り落としますが、色付けのために捨てずにとっておくと良いです。
鍋にたっぷり湯を沸かし、沸騰したところにスライスした新生姜を入れ1分程茹でます。
ざるに広げ、粗熱を取ります。
まだ熱さが残るうちに使い捨て手袋をつけて新生姜の水気を絞ります。(やけどに気を付けましょう。)
消毒した保存瓶に新生姜を詰めて、甘酢を流し入れます。
上まで甘酢が浸かるように、清潔な箸で軽くなじませます。 翌日から食べられますが徐々に酢がなじんで酸味もまろやかになる1か月後あたりから美味しくなってきます。
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がまざわ たかこ
料理家・郷土料理研究家・調理師
料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。