にんじんのグラッセというと時代遅れの付け合わせというイメージを持たれる方もいらっしゃると思いますが、しょうがとマスタードをきかせて、ワインやビールに合うにんじんのグラッセに仕上げました。
工程5では調味料を加える順序を守ってください。マスタードやはちみつをまとったにんじんには塩が入りにくくなるので、塩を最初に振ることを忘れずに。マスタードは加熱しすぎると苦くなりますし、はちみつは焦げやすいので、両者を加えるタイミングで必ず弱火にしてください。
にんじんを半分の長さに切る。それぞれを縦半分に切り、2〜3mmの厚さに切る。
しょうがを細かいみじん切りにする。
フライパンにしょうがとオリーブオイルを入れ、中火にかける。油が熱くなり、しょうががパチパチと音を立てたら、にんじんを加える。油が馴染むように全体を混ぜながら1分、その後あまりかき混ぜないように2分程度炒める。
白ワインを加える。沸騰させてアルコールを飛ばしたら、蓋をして弱火で3分蒸し焼きにする。
蓋を取り、火を強めて水分を飛ばしたら、全体に塩を振る。再び弱火にして、はちみつとMAILLE 種入りマスタードを加え、全体に絡めるように混ぜる。
無塩バターを加え、溶けたバターが全体に馴染んだら皿に盛り付ける。
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こんどうとしえ
ドイツ語翻訳家として活動するかたわら、葉山で料理教室"Convivialite Cooking Lesson"を主宰。レシピ開発や商品PRを数多く手掛ける。語学力と食文化への深い造詣を活かして世界の郷土料理、郷土菓子を研究し、本場の味を身近な食材で再現できるレシピを開発。