ひな祭りや卒業、入学といった春のお祝いシーズンがまもなく到来しますね。ハレの日のごちそうメニューといえばやはり「ちらし寿司」は外せません。
材料が多く作るのが面倒というイメージがあるかもしれませんが、ポイントをおさえれば意外と簡単に作ることができます。食卓が一気に華やぐちらし寿司は、覚えておくと何かと重宝すること間違いなし。お祝いの席に心を込めて作ってみてくださいね。
食卓が華やぐ♪基本のちらし寿司の作り方
【材料(3~4人分)】
米 1合半
A米酢(もしくは酢) 大さじ2と1/2
A砂糖 大さじ2
A塩 小さじ1
蒸しエビ 6~8尾
にんじん 40g
れんこん 30g
干ししいたけ 4~5枚
絹さや 6本程度
卵 2個
B酒 小さじ1
B砂糖、塩 各少々
干ししいたけの戻し汁と水 合わせて200ml
C砂糖 大さじ1と1/2
C酒 大さじ1と1/2
C醤油 大さじ1と1/2
イクラ 適量
作り方
【下準備】
・米は洗って炊飯器に入れ、目盛りよりやや少なめの水を注いで炊飯する。
・干ししいたけは水に浸けてやわらかく戻す。
※この際の戻し汁は使うので捨てないでください。
1.炊き立てのご飯をボウル(あれば寿司桶)に移し、Aを加えてしゃもじで切るようにして混ぜる。なじんだら、うちわなどであおいで冷まし濡らした布巾などをかぶせておく。
【具材を準備する】
2.蒸しエビは殻をむき、大きければ食べやすい大きさに切る。にんじんは細切りにする。れんこんは薄いいちょう切りにし、酢水にさらしてからしっかりと水気を切る。水で戻しておいた干ししいたけは、やわらかくなったら石づきを落として薄切りにする。絹さやは筋を取り、熱湯でさっと茹でて半分に切る。
3.鍋(もしくはフライパン)に干ししいたけの戻し汁と水を合わせて200ml入れ、Cを加えて火にかける。煮たったらにんじん、れんこん、干ししいたけを加えて炒め煮にする。5分ほど煮て水分が少なくなったら火を止め、しばらくおいて味をなじませる。
【錦糸卵を作る】
4.ボウルに卵を割り入れてほぐし、Bを加えて混ぜ合わせる。
※このとき、少し手間ですが一度こしてから焼くと色ムラがなくきれいに焼きあがります。
フライパンに薄くサラダ油(分量外)をひいて中火で熱し、卵液の半量を流し入れる。火加減を弱め、ふちが乾いたら火を止める。
5.手でそっと返し、弱火で両面を焼く。残りも同様に焼いて粗熱を取る。
6.細切りにして空気を含ませるようにしてほぐしておく。
7.1の酢飯に3の具材を汁気を切って加え、さっくりと混ぜ合わせる。
8.器にご飯を盛り付けて、錦糸卵を全体にのせる。さらに蒸しエビ、絹さや、イクラをバランスよくのせる。
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基本のちらし寿司
工程が多くて面倒と思われたかもしれませんが、酢飯に混ぜ込む具材や錦糸卵は前日から作り置きしておくことが可能です。具材もレシピ通りでなくても構いませんが、干ししいたけにはうま味や栄養価もぎゅっと詰まっているのでおすすめです。戻し汁も捨てずに美味しく活用しましょう。
前日から準備を進めておけば、当日は慌てることなく手軽に作れると思います。トッピングもお好みでアレンジしてくださいね。桜でんぶを散らしたり、茹でた菜の花やたけのこを添えたりすると季節感があって良いと思います。
ちらし寿司の日のおすすめ献立は?
【主菜】ブリの竜田揚げ
ちらし寿司を作る日は、お祝いごとや華やかなパーティーの場合が多いと思いますので、献立もおめでたい雰囲気のものが良いですね。ひな祭りの場合であればはまぐりのお吸い物も欠かせませんが、出世魚であるブリを使った竜田揚げもおすすめです。しょうが醤油に漬けることで臭みが取れるので、どなたでも食べやすい一品だと思います。
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ブリの竜田揚げ
【副菜】菜の花とゆで卵のホットサラダ
副菜には、季節感のある菜の花を使ったサラダもおすすめです。ゆで卵や生ハムで春らしく、おめでたい雰囲気に仕上げました。
菜の花というと和のイメージがあると思いますが、オリーブオイルや粉チーズなどと炒めて洋風にアレンジしても美味しいです。菜の花特有のほろ苦さが春の訪れを感じさせてくれます。少し洋風な一品を献立に取り入れると、バランスよく飽きずに食べることができると思います。
●詳しいレシピはこちら
菜の花とゆで卵のホットサラダ
いかがでしたか? 基本のちらし寿司とそれに合う献立をご紹介しました。工程は少し多いですが、特別な席は手料理でおもてなししたいですね。春のお祝いシーズンに役立てていただけると嬉しいです。
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