色鮮やかなナス料理を作るなら、レンジがおすすめ!
夏野菜の中でも人気の高い「なす」。
でも炒めると火が通りにくく、煮ると色が悪くなってしまいがち。揚げれば色落ちの悩みは解決するけれど、面倒だし、油をたくさん吸うのでカロリーが気になる、など意外に悩みが多いもの。
そしてやっぱり、なすの紫色が茶色く変色してしまうと、がっかりですよね。なすの皮をむいてしまえば変色の心配はありませんが、それではちょっともったいない…。
それに、なすの皮の紫色は、アントシアニン系の色素でポリフェノールの一種。抗酸化作用があり、生活習慣病や老化を予防してくれると言われているので、皮はむかずにしっかり食べるのがおすすめなんです。
そこでおすすめなのが電子レンジ。手軽、かつ簡単に調理ができます。
しっかり加熱でき、油も控えめでヘルシー、さらに色鮮やかに仕上がる、レンジのナスレシピをご紹介します。
レンチンで作る!「基本の蒸しナス」
まずは、基本の蒸しナスの作り方を紹介します。
1.皮目を上にして、耐熱容器に並べます
ナスは長さを半分に切り、さらに縦に切ってから幅をそろえて棒状に切ります。これを耐熱容器に並べ、ラップをかけてレンチン加熱します。
このとき、ナスは皮の面を上にして並べましょう。
加熱時間は、ナスの種類や状態によってやや変わりますが、600wのレンジでナス100gに対し2~2分半を目安に。
2.加熱後は素早く蒸気を飛ばす
加熱が終了したら、ここがポイント! ラップを素早く取り、蒸気を飛ばします。
ナスの色素は水溶性なので、皮の表面の水分を素早く蒸発させることで色を保つことができます。
冷蔵庫でよく冷やし、かつおぶしやポン酢をかけて召し上がってください。
レンジ蒸しナスさえ上手にできれば、アレンジもいろいろ楽しめますよ。
レンジナスとトマトの和風マリネ
レンジ蒸しナスのねぎ南蛮
ナスとにらの納豆そうめん
栄養満点のにら・納豆を合わせて、そうめんにのせても。
煮物に!皮を油でコーティングした「コクうまナス」
水溶性の色素を水分からブロックするために、皮に油を塗るという方法もあります。使う油は少量ですが、味にコクが出るので、和風の煮物などに最適です。
今回は、麺つゆを使ったお手軽煮物をご紹介。
レンジと麺つゆで。ナスの煮物
はけや油をしみこませたクッキングペーパーで、ナスの皮の表面に油を塗ります。
あとは耐熱皿に麺つゆとともに入れ、レンジ加熱すれば出来上がりです。
作り置きして冷蔵庫で冷やすのがおすすめ。
酸性のものと合わせて、色鮮やかに!
一般的にアントシアニンは、酸性の状態で安定し、中性、アルカリ性では、不安定になるそうです。そこで酸性の食品、トマトを合わせることで、色をキレイに仕上げます。
酸性では、紫のアントシアニンは赤っぽく変化するので、やや赤紫色っぽくなりますが、鮮やかになりますよ。
レンジで。ナスのトマト煮
ナスとトマト、コンソメなどを混ぜ合わせてレンジで加熱するだけで完成!
やっぱり夏は冷やして食べるのがおいしい。
ナス・トマト・玉ねぎは抗酸化成分がたくさん含まれるので、日焼け後のしみ予防にもたくさん食べたいですね!
いかがだったでしょうか。
簡単でヘルシーに仕上がる、なすのレンジレシピ。ちょっとの工夫で色も鮮やかに仕上がります。
火を使わなくて済むのも、暑い夏にはありがたい限り! ぜひレンジ調理を活用して、美味しいなすをたくさん食べてくださいね。
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