週末に作り置きしておけば、平日のお弁当や夕食、朝食の一品に使える便利な「作り置きおかず」。いつも同じ調理法だと飽きてしまう作り置きおかずも、調理のバリエーションが増えれば、毎日の食卓の楽しみが増えますよね。この連載では「簡単、美味しい、何度も作りたくなる!」をテーマに、おすすめの作り置きおかずをご紹介します。
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お店に春らしい食材が並び始めるこの季節。みずみずしく新鮮な「新玉ねぎ」を使ったお料理はいかがでしょうか。
新玉ねぎとは、黄玉ねぎや白玉ねぎを早取りし、すぐに出荷したもののこと。通常は日持ちを良くするために、収穫後乾燥させられる玉ねぎですが、新玉ねぎは乾燥せずにすぐに出荷されるため、水分が多く、甘くてやわらかいという特徴があります。
加熱しても生のままでも、いろいろな調理法で楽しむことができる新玉ねぎ。味が染み込みやすいため、作り置きにもぴったりなんです。今回はそんな新玉ねぎを使った作り置きレシピをご紹介します。
玉ねぎの水分で絶品!「新玉ねぎと豚バラの甘辛とろとろ煮」
まず1品目は、新玉ねぎと豚バラ薄切り肉を使った煮物です。新玉ねぎから出る水分を利用して煮込むので、調味料はほんのわずか! 新玉ねぎのうま味がギュッと詰め込まれた一皿です。新玉ねぎはとろとろでやわらかく、味がしっかりと染み込んでいて、ご飯がすすみすぎる美味しさですよ。
【材料(2人分)】
新玉ねぎ 1個
豚バラ薄切り肉 120g
サラダ油 小さじ1
A酒・みりん 各大さじ2
A醤油・水 各大さじ1
A砂糖 小さじ1/2
Aにんにく(すりおろし) 小さじ1
【作り方(調理時間10分】
1. 新玉ねぎは繊維を断ち切るように、1cmの厚さに切る。豚バラ薄切り肉は食べやすい大きさに切る。Aを混ぜ合わせる。
2. フライパンにサラダ油を引いて中火で熱し、新玉ねぎを入れてしんなりするまで炒める。しんなりしたらフライパンの隅に寄せて、豚バラ薄切り肉を入れて焼き色がつくまで炒める。さらにAを加え、蓋をして弱火で3分煮たら完成。
【コツ・ポイント】
・新玉ねぎから水分が出るので煮汁は少なめですが、その分、新玉ねぎがしんなりするまでじっくりと炒めてください。
・お好みで青ねぎの小口切りや七味唐辛子をかけると美味しいです。
・今回は葉付きの新玉ねぎを使用したので、葉も使いました。
・新玉ねぎの葉を加える場合、最後に火を止めてから加え、蓋をして1分ほど蒸らせばOKです。
【保存方法・保存期間】
・保存容器に入れ冷蔵保存で3日
・温め直す場合、耐熱容器に入れラップをふんわりかけ、電子レンジ600Wで1分30秒温めてください。(加熱時間はレシピの分量の場合)
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新玉ねぎと豚バラの甘辛とろとろ煮【作り置き】
彩り華やか♪「新玉ねぎとパプリカの彩りレモンマリネ」
次はさっぱりとした彩り華やかなマリネのご紹介です。生のまま新玉ねぎをいただくので、新玉ねぎの美味しさがより味わえる一皿です。酸味を抑えているため、お酢が苦手な方でも食べやすく仕上がっていますよ。
【主な材料】
・新玉ねぎ
・パプリカ
・レモン
詳しいレシピはこちら
新玉ねぎとパプリカの彩りレモンマリネ【作り置き】
うま味たっぷり!「新玉ねぎときゅうりのナムル」
最後は、パパッと作れる新玉ねぎのナムルです。新玉ねぎの甘みと、かつお節のうま味がたっぷりの一品! たくさんの新玉ねぎもあっという間になくなる美味しさです。あと一品欲しい、というときに重宝するレシピですよ。
【主な材料】
・新玉ねぎ
・きゅうり
・かつお節
詳しいレシピはこちら
新玉ねぎときゅうりのナムル【作り置き】
玉ねぎは、血液をサラサラにしてくれる効果が期待できると言われていたり、食物繊維が含まれていたりと、体に良い栄養素がたっぷり含まれている野菜です。
今回ご紹介した作り置きおかずは、どのレシピも、やわらかくて甘みのある新玉ねぎの美味しさを存分に味わえるものばかり。ぜひ旬の新玉ねぎを使って、心と体にうれしい料理を楽しんでくださいね。