春野菜はみずみずしさを味わう
春野菜と聞くと、どんな野菜を思い浮かびますか? 新じゃが、新たまねぎ、たけのこ、みつば、菜の花、アスパラガス…などの多くの野菜が春に旬を迎えます。
春野菜は冬に旬を迎える根菜などに比べて、日持ちがしないので、「みずみずしい」鮮度を味わう野菜が多いのが特徴です。
「新」と付く野菜には何がある?
新じゃが、新たまねぎ、新ごぼう…と「新」がつく野菜は色々ありますよね。それらについて解説します。
新じゃがは皮ごと食べよう
新じゃがは2月~6月頃に出回るじゃがいものことです。皮が薄く、みずみずしくて甘みがあるのが特徴で、皮ごと調理可能です。
通年売られているじゃがいもは、収穫した後に一定期間貯蔵されてから出荷されていますが、新じゃがは冬に植えたものを春に収穫して、新鮮なうちに出荷しています。
新じゃがは地域によってとれる時期が異なり、南は春先から、北は夏にかけて旬を迎えます。そのため、北海道では6月〜8月頃が新じゃがの季節となるんです。
野菜やいもは、皮や皮の近くに栄養素が多いと言われているので、皮ごと食べられる新じゃがは、無駄なく栄養を摂取しやすい食材です。
新たまねぎは貯蔵せずに出荷している
玉ねぎは、黄玉ねぎ、白玉ねぎ、紫玉ねぎ、小玉ねぎ(エシャロットやペコロスなど)に大きく分けられます。
私達が普段食べている「玉ねぎ」は、黄玉ねぎを収穫後に貯蔵し、表面を乾燥させることで保存性を高めてから売られているものです。一方、新玉ねぎは、貯蔵や乾燥をせずに出荷されていて、長期保存に向きません。
新玉ねぎという種類の玉ねぎがあるわけではなく、春頃に収穫されてそのまま出荷している玉ねぎのことを新玉ねぎと言っています。
やわらかさとシャキシャキ食感を活かした料理にして食べるのに最適です。
新ごぼうはごぼうの子ども
新ごぼうとは、ごぼうが大きくなる前に収穫しているものです。ごぼうは秋〜冬にかけて旬を迎えますが、新ごぼうは初夏〜夏頃に旬を迎えます。ごぼうより短いのが特徴です。新ごぼうは、ごぼうに比べてやわらかく、えぐみが少ないので、サラダなどによく使われます。煮物にする場合は、さっぱりとした味付けにすることで、新ごぼうの味を活かすことができます。
春野菜ではないですが、夏にかけて出回る野菜なので、覚えておきたい食材です。
春野菜のおすすめレシピ
春にしか味わえない「春野菜」を使った簡単レシピを紹介します。素材の味を活かして、調味料を控え目にすることがポイントです!
新じゃがののりチーズ炒め
新じゃが、青のり、粉チーズという組み合わせは、お弁当にもおつまみにも最適です! レンチンで時短しているので、パパッと簡単に作れますよ。
【材料(2人分)】新じゃがいも…1個バター…5g粉チーズ…大さじ1青のり…小さじ1/4〜1/2
【下準備】新じゃがいもはよく洗い、小さめの一口大に切る。
【作り方】1.耐熱容器に新じゃがいもを入れて、ふんわりとラップをし、電子レンジ600Wで4分加熱する。2.フライパンを熱し、バターを入れて、1を加えてサッと炒め、粉チーズと青のりを加えて焼き色が付くまで炒める。
詳しいレシピはこちら
新たまねぎのツナコーンピザ
新たまねぎを輪切りにして、マヨネーズで和えたツナとコーン、チーズをのせて焼くだけで絶品に。お子様も大喜びの味ですよ!
【材料(2人分)】新たまねぎ…1個ツナ缶…1/2缶コーン缶…1/3缶マヨネーズ…大さじ1ブラックペッパー…少々ピザ用チーズ…適量乾燥パセリ…適量
【下準備】・新たまねぎを幅5mm~1cmほどの輪切りにする・ツナ缶の油、コーン缶の水気を切る
【作り方】1.ボウルに、ツナ、コーン、マヨネーズ、ブラックペッパーを入れて混ぜる。2.オーブントースターの天板にクッキングシート(またはアルミホイル)を敷き、新たまねぎを並べ、1をのせてピザ用チーズをかけ、オーブントースターに入れて10分焼く。パセリをふる。
詳しいレシピはこちら
春限定の味を楽しもう
いかがでしたか? 春野菜や簡単レシピを紹介しました。春野菜は鮮度が良いうちに食べるのが基本です。また、調味料を控えて素材の味を楽しむことも、春野菜の醍醐味。ぜひ、これからの季節に活用してみてくださいね。
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