お節料理の中でも人気の『黒豆』。基本をしっかりおさえれば、しわもよらず、ぷっくりした黒豆に仕上がります。甘すぎないので、飽きのこない美味しさです。
新豆なら6時間、古いものなら8時間程度煮ると柔らかく仕上がります。時間を通して煮る必要はないので、数時間ずつ何日かに分けて 柔らかくなるまで煮あげても良いです。
厚手の鍋に分量の水を沸かします。沸騰したらA 水8カップ、上白糖250g、醤油50ml、塩小さじ1の調味料を加え混ぜ火を止めます。素早く洗った黒豆を入れたら蓋をして一晩置いておきます。
①を火にかけて、沸騰したらアクを取り除きます。弱火にして落し蓋をして煮ます。途中 水から豆が出ないよう、少なくなったら水を足しながら約8時間煮ます。
煮汁はひたひたになり、指で豆をつぶして柔らかくなったら火を止めて煮汁に浸けたまま、自然に冷めるのを待ちます。一晩おくことでさらに味がなじみます。
223804
がまざわ たかこ
料理家・郷土料理研究家・調理師
料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。