春先に旬を迎える桜えび。メイン食材として料理するには少し存在感が物足りないけれど、綺麗な色味を活かしてクリームソースに仕上げました。小さいながらもギュッと濃厚な旨味のあるコクはアメリケーヌソースに引けを取らない美味しさ。パスタにリゾット、アレンジ次第で色々なメニューに使えそうなこのソース。口の中で春の海を感じてみては⁈
桜えびは必ず乾した物を使い、ミキサーで撹拌する際は出来る限り細かくパウダー状にする事がポイント。生クリームと馴染みやすく、色味も綺麗なソースに仕上がります。イタリアンでは、にんにく、玉ねぎを使うことが多いですが、今回は生姜と長ねぎを代用に使い、春先の爽やかな空気感を表現し、白みそで柔らかな塩味を加え、春の暖かな風をイメージしました。新しい季節の始まりを感じる一皿、是非お試しくださいね〜。
大きめの鍋に水をはり、お湯を沸かす。
ラグーソースを作る。フライパンにオリーブオイルをひき中火にかけ、長ねぎ、しょうがを炒める。香りが立ってきたら白身魚、アスパラガスを入れて、酒、こしょうも加えて炒める。白身魚に火が通ったら弱火にして、生クリーム、白みそ、桜えびを加えて、白みそを溶かしながら、焦がさないように煮込む。
ソースを煮込む間にペンネを茹でる。沸騰した鍋にペンネを入れて、表示茹で時間(今回は12分)茹でて、ザルにあげる。
2⃣にペンネを加えて、よく和えて器に盛る。
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前澤 泰爾
長野県生まれ。 大学卒業後、メンズカジュアルブランドの販売員としてアパレル企業に就職。 ファッションコーディネートを学びながらも、料理の世界に興味を持ち、飲食業に転職。 都内飲食店にて調理業務に携わり、独学にて調理師免許取得。イタリア料理店、スペイン料理店、ハワイ料理店などの店長、料理長を経て、日々食材や料理、人と向き合う。 その後、今までとは違う角度や観点から料理の世界を学ぶため、祐成陽子クッキングアートセミナー54期生として、食に係わるコーディネート、スタイリングを学び、フードコーディネーターの資格を取得。