こっくりと濃厚な味わいの「石狩鍋」は、北海道の郷土料理。空気がひんやりしてくると食べたくなります。さけすり身を使った優しい食感の石狩鍋風の汁物をご紹介します。誤嚥を防ぐためにとろみをつけた汁が、体の芯から温めてくれます。 美味しさの秘訣は生姜、バター、黒胡椒のコクと風味です。ぜひ、お試しください。
【美味しく作るポイント】 ① さけの臭みを和らげるために、さけすり身に生姜の絞り汁を加えます。 ② サラサラとした汁物は勢いよく喉を通るため、誤嚥のリスクが高まります。ゆっくり飲み込めるようとろみをつけます。③ みそは米みそ、麦みそ、合わせみそなど好みのものをお使いください。 ④ みその風味が飛ばないよう、みそを入れてからは、長く加熱しないようにします。 ⑤ 焼きとうふや麩などを入れても美味しく召し上がれます。
A さけ(皮と骨を除く)60g、はんぺん25g、マヨネーズ5g、日本酒小さじ1、オイスターソース小さじ1/3、麩5gで【さけすり身】を作る。 作り方はこちらをご参照→https://oceans-nadia.com/user/390559/recipe/491017 *冷凍保存してある場合は解凍する。
さけすり身100gに生姜の絞り汁を混ぜる。
1に2のすり身を大さじですくって入れる。 *水分が足らなければ適宜足す。
すり身に火が通ったらB みそ大さじ2、日本酒大さじ1、みりん大さじ1を入れ、よく混ぜた片栗粉と水を加えとろみをつける。最後に無塩バターを入れ混ぜる。
椀に盛り、刻みネギを添え黒胡椒をふる。
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クリコ
料理研究家・介護食アドバイザー
病気で食べることが困難になった夫のために、介護食を作ることになりました。はじめての介護食作りは戸惑うことばかりでしたが、気づくとその面白さに夢中になっていました。 私が作る介護食の特徴は、素材を手作りすることです!! 「食べづらい、おいしくない、見た目に食欲がわかない」などの悩みを解消するために、肉・魚・野菜料理のベースになる素材を手作りします。 手作り素材で作る料理は、見ても食べても美味しく、箸やスプーンで簡単に切れる柔らかさです。 ◆「加熱しても硬くならない肉素材」 ハンバーグのような肉だねを滑らかなペースト状にしたものが肉素材です。 加熱しても硬くならず、見た目は普通の肉料理。とんかつ、豚の生姜焼き、つ くねなど、調理法も形も自由自在です。 ◆「加熱しても硬くならない魚素材」 鮭、タラ、エビ、ホタテなどで作る滑らかなすり身が魚素材です。肉素材同様 に和洋中の魚料理を作ることができます。 ◆「野菜ピュレ」 茹でた野菜をすりつぶしたピュレに他の食材を組み合わせて作る野菜料理 は主食から汁物まで彩豊かで栄養満点。工夫次第でレパートリーは無限大 です。 ◆「時短調理」 手作り素材は小分け冷凍保存することで調理時間を大幅に短縮します。 イタリア料理と和食の教室で教えた経験を生かし、手作り素材を使った料理レシピは180点。 「このレシピに出会えてよかった」「全部食べてくれた」「とにかくおいし い」「介護食なのに家族で楽しめる」などたくさんの満足のお声をいただい ています。 ご家族の皆様でご一緒にお楽しみいただければ大変嬉しいです。