スーパーで大根が安く手に入る時期になると、多めに買う方も多いのではないでしょうか。鍋で使うイメージが強いですが、サラダや炒め物など幅広く使える優秀食材です。旬の大根を美味しく味わうレシピをご紹介します。
大根の選び方
ずっしりと重さがあり、根が白くハリとツヤがあるものを選びましょう。葉つきの場合、葉の緑が濃くみずみずしいものが新鮮です。大根をよく見ると、「ひげ根」と呼ばれる小さな穴が並んでいます。
このひげ根の並び方と数で、育った環境が推測できます。ひげ根がまっすぐ並んでいて、数が少ないものほど成育環境のストレスが少ない環境で育った証拠。まっすぐ並んでいる方が、ひげ根が湾曲しているものに比べて、辛みが控えめといわれています。
大根は場所により風味の違いを楽しめる!
大根は葉のつけ根、真ん中、根の先で甘さ、水分に違いがあります。根の先に近くなるほど辛く、水分量が増す特徴があります。大根を半分購入する場合、何をつくるかによって部位を使い分けると、料理がよりおいしく仕上がるはずです。
葉に近い部分
葉に近い部分は大根の甘みがあり、水分が少ない部分なので、生食の大根おろしなどに最適! ただし、辛い大根おろしがお好みの場合は根の先でもOKです。
真ん中
甘み、水分量のバランスが良く柔らかい部分なので大根料理全般で万能な部分です。サラダはもちろん、大根が主役の煮物やおでんに向いています。
根の先
辛みが強く、やや固さがある部分なので、炒めものや味の濃い味付けの炒め煮向き。
大根をおいしいまま保存する方法
葉つきのだいこんを購入した場合、葉が根の養分を吸い上げて、根の鮮度が落ちてしまいます。すぐに葉と根を切り離しましょう。
切った大根の葉は捨てずに取っておきましょう! 大根の葉はビタミンやミネラルなど栄養がたっぷり! 油に溶けやすいビタミンAが豊富なので、油で炒めると栄養吸収率が高まります。食感も香りも良い部分なので、捨てずに活用しましょう。
また、大根は水分が蒸発しやすい性質なので、切っただいこんはすぐにラップでぴったり包んで野菜室(冷蔵庫)で保存してください。
皮を使って自家製切干大根も!
大根の皮も食べることができるので、捨てずに活用しましょう! 乾燥した今の季節は自家製切り干し大根作りがオススメ。市販の切り干し大根と同じく、水に戻して煮物や炒め物に使ったり、そのままみそ汁に加えてもOKです。薄切りにした皮は、早ければ1日、水分の多いものでも2~3日天日干しにすると自家製の切り干し大根に! 生の大根と一味違った食感や濃厚な香りが楽しめます。カラカラに乾いたら、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存して、できるだけ早めに使いましょう。
大根1/2本を使い切るレシピバリエーション
大根の部位のそれぞれのおいしさを活かしたレシピをご紹介! スーパーの大根を1/2本安く手に入れたら、ぜひ試してみてくださいね。
大根10cm使用レシピ
●豚バラと大根のスタミナ炒め
ごはんがすすむ、しっかり味の中華風の炒め物です。大根の下ゆではしなくてもOK! 炒め蒸し焼きにすることでやわらかい食感に仕上がります。
くわしいレシピはこちら
『豚バラと大根のスタミナ炒め』
●【即席やみつき】大根ステイック
大根に合う簡単にできるみそだれをご紹介します。あと一品欲しい時に、ヘルシーで簡単なお助けレシピです。葉に近い、甘めの部分を使うのがおすすめですよ。
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『【即席やみつき】大根ステイック』
大根5cm使用レシピ
●大根とベーコンのコンソメ炊き込みごはん
和風のイメージが強いだいこんですが、じつはコンソメとの相性も◎ 材料を切って炊飯器で炊くだけなのでとっても簡単です♪
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『大根とベーコンのコンソメ炊き込みごはん』
大根2~3cm使用レシピ
●なめこのおろしのうどん
市販のつゆでもだいこんおろしを加えることで味わい深くなりますよ。寒い日に素朴であったまる一皿です。
くわしいレシピはこちら
『なめこのおろしのうどん』
大根は定番の煮物やおでん、みそ汁のみならず、和洋中の味付けや、サラダ、炒め物、主食……、と料理のバリエーションの可能性が無限大の優秀な野菜! もう、大根が使いきれないなんて悩みはなくなるはずです。この時期にぜひ、大根料理をたっぷりお楽しみください。
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