週末に作り置きしておけば、平日のお弁当や夕食、朝食の一品に使える便利な「作り置きおかず」。いつも同じ調理法だと飽きてしまう作り置きおかずも、調理のバリエーションが増えれば、毎日の食卓の楽しみが増えますよね。この連載では「簡単、美味しい、何度も作りたくなる!」をテーマに、おすすめの作り置きおかずをご紹介します。
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今回のテーマは「ひき肉」です。お財布にも優しく、和洋中さまざまな料理で大活躍するひき肉は、毎日の食卓の人気食材のひとつです。
そんなひき肉を使った料理は、メインとなるおかずや、野菜と合わせた副菜、麺や丼ぶりにのせて美味しい作り置きおかずまで、バリエーションも豊富ですね。今回はその中でもおすすめの3品をご紹介します。
ヘルシーで美味しい!「揚げないふんわりミートボール」
子どもに大人気のミートボール! 夕食の一品やお弁当に、重宝するおかずです。ミートボールと言えば、油で揚げて作るのが一般的ですが、今回は茹でて作るレシピです。揚げ物をする手間がかからないうえ、とってもヘルシーに仕上がりますよ。
【材料(2~3人分)】
合いびき肉 300g
玉ねぎ 1/2個(約110g)
塩 ひとつまみ
片栗粉 適量
A卵 1個
A片栗粉・水 各大さじ2
Bケチャップ 大さじ4
B砂糖・醬油 各小さじ1
B酒・みりん 各大さじ1
B水 大さじ2
【作り方(調理時間20分)】
1. 玉ねぎはみじん切りにする。
2. ボウルに合いびき肉と塩を入れ、粘りが出るまでこねる。
3. 2に玉ねぎとAを加え、玉ねぎがまとまるまでよく混ぜ、16等分にして丸める。
4. ミートボールを茹でるためのお湯を沸かす。その間に、フライパンにBを入れて中火にかけ、ヘラで混ぜながらフツフツとしたら火を止める。
5. 茶濾しに入れた片栗粉を3に振りかけてまぶし、沸騰したお湯に入れ、再沸騰したら中火にして2分茹でる。網じゃくしですくって水気をよく切り、ソースの入ったフライパンに移す。
6. 5を中火にかけ、フライパンを揺すりながらソースを全体に絡める。
【コツ・ポイント】
・丸めるときは、お水を付けながら成形すると丸めやすいです。
・片栗粉をまぶして茹でると、お肉のうま味が閉じ込められ、ジューシーさが増します。
・茹でるときは、ミートボールがコトコトと少し揺れるぐらいの火加減で。
・玉ねぎのみじん切りはなるべく細かく切るようにしてください。
・みじん切りが苦手な方は、やわらかくて切りやすく、涙も出にくい新玉ねぎがおすすめです。
【保存方法・保存期間】
・保存容器に入れ冷蔵保存で2日
・保存容器かジッパー付き保存袋に入れ、冷凍保存で3週間
・冷凍した場合、冷蔵庫に移して自然解凍してから電子レンジで温める
・急いで解凍したい場合は、凍ったまま電子レンジの解凍機能を使うのがベスト。そのまま電子レンジで温めてもOK
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揚げないふんわりミートボール【冷凍・作り置き】
冷凍保存もOK!「かぼちゃのそぼろあん」
ひき肉とかぼちゃを使った、ほっとする味わいの副菜です。そぼろあんが甘いかぼちゃに絡んでとても食べやすい一品です。冷凍保存が可能なため、小分けにしてストックしておけば、日々の食卓で重宝しますよ。
【主な材料】
・豚ひき肉
・かぼちゃ
詳しいレシピはこちら
かぼちゃのそぼろあん【冷凍作り置き】
冷たい麺にも合う!「ひき肉ときのこのカレーそぼろ」
作り置きおかずとして人気のあるそぼろを、食欲の増すカレー味に仕上げました。冷たい麺類やご飯にのせれば、あっという間に主役の料理が完成します。しめじや玉ねぎをたっぷり加えることで、ボリュームも栄養価もアップしますよ。
【主な材料】
・合いびき肉
・玉ねぎ
・しめじ
・カレー粉
詳しいレシピはこちら
ひき肉ときのこのカレーそぼろ【冷凍・作り置き】
ちょっとしたひと工夫でボリュームのある料理になったり、ご飯がすすむおかずになったりと、とても便利に使えるひき肉は、まさに食卓の万能食材。どのおかずも身近な食材や調味料で作ることができるので、ぜひ、みなさんのおうちの定番おかずのひとつとして活用してくださいね。