祖母と母から受け継がれているお寿司です。京都府の丹後地方では、お祭りやお正月、お盆に作ります。まつぶたと呼ばれる浅い木箱にすし飯を入れ、鯖の缶詰を甘辛いおぼろにしてのせます。切り分けて食べます。お重に詰めて作ってみました。懐かしい味です。
鯖のおぼろを作る時、初めは弱火にし、かき混ぜながら水分を取り除きます。調味料を入れてからは中火にし、焦げつかないようにおぼろ状にしていきます。20〜30分かかります。 錦糸卵はお好みで甘さを加減してください。
① お米は少し固めに炊く。 ② 椎茸は200ccの水に戻し薄切りにする。 ごぼうはささがきにし、水にさらしておく。 ③ 鍋に椎茸のつけ汁、砂糖、しょうゆ、みりん(各大さじ1) 椎茸、ごぼうを入れ中火で汁がなくなる程度に煮る。
④ 鯖は汁を切り、フライパンに入れて弱火でほぐしながら水分がなくなるまで炒る。 次に砂糖、みりん(各大さじ1半)酒(大さじ2)しょうゆ(大さじ2半)を入れ、 中火でそぼろ状になるまで炒る。
⑤ 卵を割りほぐし、砂糖(小さじ1半) 酒、みりん(各大さじ1/2) 塩少々を入れ薄く焼き、錦糸卵を作る ⑥ いんげんは塩ゆでにし、斜めに千切りにする ⑦ 酢(大さじ6)砂糖(大さじ4)塩(小さじ1)を合わせておく。
⑧ ご飯に⑦を入れてすし飯を作り、椎茸(2枚分は飾りにとっておく)と ごぼうの水分を切って混ぜ合わせる。 ⑨ 重箱に⑧の半分を敷き詰め、④の半分を全体に振る。 残りのご飯を入れ軽く押さえる。
⑩ 残しておいたそぼろを振り、錦糸卵、椎茸、いんげん、紅ショウガを飾る。 ⑪ 食べる時に切り分けて器に盛る。
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yakko
「年齢を重ねても、環境が変わっても、楽しい食生活を大切に」をテーマに、いきいきとしたライフスタイルを送るための食の提案をしていきたいと思っています。 料理研究家 ブレインフーズ料理研究家 フードコーディネーター 介護予防運動指導員