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    • 公開日2022/03/23
    • 更新日2022/03/23

    本当に美味しいキャロットケーキ|何度も作りたい定番レシピVol.261

    にんじんたっぷりのキャロットケーキ。ふわっと広がるスパイスの香りと、上にこんもりとのったクリームも食欲をそそります。今回は、基本のキャロットケーキの作り方を詳しくご紹介。クリームチーズフロスティングの作り方もありますので、たっぷりとトッピングしてみてくださいね。Nadiaで人気の料理研究家が自信を持っておすすめする定番レシピシリーズです。

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    本当に美味しいキャロットケーキ|何度も作りたい定番レシピVol.261

     

    にんじんの甘みとスパイスの香りが魅力!キャロットケーキ

    すりおろしたにんじんをたっぷり加えた生地に、スパイスの香りがふわっと広がるキャロットケーキ。野菜を使ったケーキということでヘルシーなイメージもあり、こんもりとトッピングされたクリームに食欲がそそられる人気のお菓子です。

    どっしりした見た目ですが食感はふんわりと軽く、意外にも軽い食べ心地。その秘密はバターではなくサラダ油などの植物性油脂を使用した生地にあります。液体の植物性油脂を使うことでバターをやわらかく練る手間も省け、ぐるぐる混ぜるだけの手軽さで作ることができるんですよ。

    焼きっぱなしの優しい甘さも美味しいキャロットケーキですが、こんもりとのったクリームも魅力的なので、クリームチーズを使ったフロスティングとともにご紹介します。

     

    基本のキャロットケーキの作り方

     

    【材料(17×7cmのパウンドケーキ型1台分)】

    にんじん 80g
    卵 80g
    砂糖 60g
    サラダ油 60g
    薄力粉 80g
    ベーキングパウダー 小さじ1/2
    シナモンパウダー 小さじ1/4
    レーズン 30g
    くるみ 20g

    <フロスティング>
    クリームチーズ 80g
    粉砂糖 30g
    レモン果汁 小さじ1

     

    【作り方】

    <下準備>
    ・パウンドケーキ型に敷き紙を敷く。
    ・薄力粉、ベーキングパウダー、シナモンパウダーを合わせてふるう。
    ・オーブンを170℃に予熱する。
    ・にんじんは皮をきれいに洗ってすりおろす。(皮が気になる方は皮をむいてから使ってください)
    ・生くるみを使う場合は170℃のオーブンで5分ほどローストしておく。(生のまま食べられるものやロースト済のくるみを使うと便利です)

    1.ボウルに卵を入れて溶きほぐし、砂糖を全量加え白っぽくなるまでよくすり混ぜる。

    【ポイント】
    ・泡立てる必要はありませんが、しっかりと卵と砂糖がなじむまでよく混ぜます。
    ・砂糖はグラニュー糖、上白糖でも構いませんが、おすすめはてんさい糖やきび砂糖です。よりコクが出て味わい深くできます。

    2.サラダ油を加えてもったりするまで混ぜる。

    【ポイント】
    ・卵と油をよく混ぜ乳化させることで、できあがりの食感を良くします。
    ・サラダ油の代わりに米油や太白ごま油でもOKです。

    3.すりおろしたにんじんを加えて混ぜる。

    4.合わせてふるった薄力粉、ベーキングパウダー、シナモンパウダーを加え、粉気がなくなる程度にざっくり混ぜる。

    【ポイント】
    ・あらかじめ粉類を合わせてふるっておくことで、ダマができにくく混ぜすぎを防ぐことができます。
    ・混ぜすぎると重たい食感になるので、粉っぽさがなくなれば混ぜ終わりです。
    ・シナモンパウダーの量はお好みで加減してください。また、スパイスがお好きな方はナツメグ、カルダモン、ジンジャーパウダーなどを加えることで、より香り高く深みが増しますのでお試しください。

    5.レーズン、くるみを加えざっと混ぜる。

    【ポイント】
    ・生地を練らないように、ざっくりと混ざればOKです。
    ・レーズン、くるみは必ず入れなければならないものではありませんが、食感と味わいのアクセントになるので用意できれば入れることをおすすめします。

    6.用意した型に流し入れ、170℃のオーブンで35~40分焼く。

    【ポイント】
    オーブンによって焼時間は変わりますので調節が必要です。焼きあがりの目安は、生地の割れ目にも焼き色がついてきて、一番膨らんだところを少し押してみて弾力があればOKです。まだやわらかいようであれば5分ずつ様子を見ながら焼き足してください。

    7.焼きあがったら型ごと台に打ち付け、型から出して網(ケーキクーラー)などにのせて冷ます。

    【ポイント】
    ・焼きあがり直後にショックを与え、ケーキの中の熱い空気を抜くことでケーキがしぼむのを防ぎます。
    ・焼きあがったケーキは型のまま冷ますと、水蒸気でべちゃべちゃになることがあるので、すぐに型から出して冷まします。

    焼きあがったキャロットケーキはほんのり温かいうちに食べても美味しいですよ。ホームメイドならではの優しい甘さとほんわりした食感を、ぜひ楽しんでみてください。

     

    クリームチーズフロスティングの作り方

    キャロットケーキといえば、クリームがたっぷりのった姿がイメージされると思います。バターやクリームチーズを使ったフロスティングなどさまざまですが、ここではコクとほんのりした酸味が人気のクリームチーズを使ったフロスティングをご紹介します。

    <クリームチーズフロスティング>
    1.クリームチーズはあらかじめ常温に戻しておくか、電子レンジ600Wで20秒ほど温めてやわらかくする。粉砂糖、レモン果汁を加えて混ぜる。

    【ポイント】
    口当たりをよくするため、粉砂糖を使います。

    2.冷ましたケーキにのせて塗り広げる。

    【ポイント】
    ケーキが温かいとクリームが溶けてしまうので、ケーキが冷めてからトッピングします。
    ローストしたくるみやハーブなどをお好みで飾るとおしゃれに仕上がりますよ。

    フロスティングをトッピングしたものはすぐに食べても美味しいですが、ひと晩寝かせてクリームの水分とケーキがなじんだころもまた格別です。

    フロスティングをトッピングしたものは冷蔵庫で保存し、3日以内を目安に食べてください。冷蔵庫に入れたものは少し締まった食感になるので、常温に戻すのがおすすめです。

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    クリームチーズフロスティングたっぷり♪基本のキャロットケーキ


    にんじんの甘みとスパイスの香りがやみつきになるキャロットケーキ。ぐるぐると混ぜるだけの手軽さで作れますので、休日におうちでおしゃれなカフェ気分を味わってみてはいかがでしょうか。

     


    これまでにご紹介した【何度も作りたい定番レシピ】はこちら



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    六車樹里(むぐるまじゅり) ひらかた独歩ふぁーむ、広報(SNS周りや旬のレシピ担当) 大阪府出身、在住 2歳年上の主人と、男子3人の5人家族 看護師を経て、お菓子、パンのレシピやコラム作成を数年したころ自己免疫の肝臓疾患を発症するとともに精神的にも底の状態が1年以上続き家からほとんど出られない状態に。 大好きだったお菓子やパンを作ることも苦痛になりレシピサイトはおろかパソコンを開くことすらつらく、人と会うことも外出も避ける日々・・・ そんな中、市の広報に掲載された地域活性化を目指して奮闘する農家の記事を読み、農業を通じた地域活性化の取り組みに興味が沸き、農業への関心が高まりつつあった矢先、偶然先の農家さんの食育に関する講演のチラシを手にすることに。 気にはなったものの当時は精神的に外出が難しい状態で、何とか配信期限ぎりぎりに、講演を記録した動画を見ることができる。 その中で話されていた「自分が農業を続けることで、その風景を守っていきたい」という想いに感銘を受ける。 さらにその方の作る野菜の持つ力強さや味わいの濃さ、甘み、食感すべて、人生で一番と言い切れるほどの美味しさにただただ感動。 すぐにこの農家さんに連絡を取り、翌月からその農家さんの元で働くことに。 畑で働くようになって、みるみるメンタルが改善。自分でも驚くほどに毎日が楽しく生き生きと過ごせるように。 あれほど苦痛だったお菓子を作ること、レシピを作ることも仕事として再開、野菜そのものの持つ旨味や食感を生かしたレシピを考案し消費者の方に向けて発信中。 遠くから運ばれてくる有名どころの野菜より、鮮度が大切な野菜の地産地消のメリットは大きいことを日々実感するとともに、地域で採れたばかりの野菜の魅力を知ってもらいたいと奮闘中です。

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