魚介の旨みたっぷりのスープを吸ったお米がたまらなくおいしい、スペインの鍋ごはん。「Arroz con almejas(アロス・コン・アルメハス)」という、スペイン北部・バスク地方の郷土料理です。パエリアとは違い、本来はカスエラという名前のお鍋で作ります。日本でならストウブやル・クルーゼで作ると楽ちん。春はあさりがおいしい季節、自然の恵み豊かな土地の極上ごはんをぜひお楽しみください。
◆「魚のスープストック」を使わず、水とあさりの出汁だけでも作れますが、かなりあっさりした優しい味になります。その場合、あさりは多めで(400g程度)、みじん切りの玉ねぎ1/4個分を加える(ピーマンと同じタイミングで炒めます)とおいしいです。 ◆魚のスープが入ると、格段に濃厚で本格的な味わいのメイン級のお料理に仕上がります。ぜひ試してみてくださいね。
「魚のスープストック」を作っておく。 ★レシピはこちら↓ https://oceans-nadia.com/user/26/recipe/136724
厚手の鍋にオリーブオイルを熱して、にんにくとピーマンを炒める。
あさりを入れて白ワインを振り、蓋をして、弱火であさりの口が開くまで火を入れる。
あさりだけ一旦取り出し、米を入れて透き通るくらいまでしっかり炒める。
A 「魚のスープストック」500~600cc (※スープストックだけで量が足りない場合は適宜水を加えます)、塩・こしょう各少々を加え、全体を混ぜて、蓋をして弱火で約10分煮込む。(※途中で一度、底の方からヘラでかき混ぜるとよい。)
火を止めてあさりを戻し入れ、全体をざっと混ぜて、再び蓋をして10分蒸らす。
刻んだパセリを散らして皿に盛りつける。 仕上がりはお米が少しかため。且つ、水分やや多めに炊き上げます。 (リゾットのような雰囲気でOK。)
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庭乃桃
料理・食文化研究家
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士 / 文筆家 はじめまして、庭乃桃(にわの・もも)と申します。 どこの国の料理でも、食べたいのは しみじみ "おいしい!" と思えるごはん。 和のおかずから、洋食、エスニック、 本場ヨーロッパの家庭料理まで、 旬の食材や季節感を大切にした おいしいものが大好きです。 企業様向けレシピの開発や、 レシピ記事の制作、本やコラムを書く仕事を しています。 時々、翻訳、講演なども。 いろいろなレシピがあるので、 よかったらぜひのぞいていってくださいね!