お気に入り
(90)
パイといってもパイ生地ではなく、ミートソースの上にのせたマッシュポテトに筋をつけてパイに見立てた、イギリスの家庭料理です。 コテージとは小屋の意味で、元は農民が肉の残り物と小麦粉ではなくじゃがいもで作ったものだそうです。 ウスターソースで味付けをしているのが特徴で、牛肉ではなく羊(ラム)肉を使うと、シェパーズ(羊飼いの)パイという名前になります。 フランスにも「アッシェパルマンティエ」という同じ料理がありますが、ミートソースとマッシュポテトの組み合わせはどこの国でも愛されるようです。
下準備
工程6の前にオーブンを200℃に予熱しておく。
じゃがいも(男爵)はよく洗ってかぶるぐらいの水と鍋に入れ、沸騰したら弱火で約20分程度、真ん中に竹串がスッと刺さるまでゆでる。
じゃがいもをゆでている間に、玉ねぎ、にんじん、セロリ、にんにくをそれぞれみじん切りにする。
フライパンにサラダ油大さじ1を入れ、にんにくを炒める。 香りがたったら牛ひき肉を炒め、約5分、全体の色が変わるまでしっかり炒める。 玉ねぎ、にんじん、セロリを加えさらに2分程炒める。
肉にシナモンパウダー、ローリエを加えて炒め、白ワインを加えて沸騰させる。 B トマトペースト大さじ1、ケチャップ大さじ2、ウスターソース大さじ2、塩小さじ1/2、こしょう少々、コンソメスープの素小さじ1を加えてさらに炒め合わせる。
じゃがいもがやわらかくなったら湯から引き上げ、熱いうちに皮をむいてつぶす。 じゃがいもをゆでた鍋の湯を捨てて再びじゃがいもを入れ、弱火にかける。 A バター20g、牛乳100ml、塩小さじ1/2、白こしょう少々を加え、バターがとけて牛乳の水分が吸収されるまでよく混ぜ合わせ、火を止める。
耐熱皿の内側にサラダ油(分量外)を薄く塗り、下半分に4の肉を平らに詰める。 肉の上にチェダーチーズを並べ、その上に5のマッシュポテトを詰める。 フォークでポテトに筋をつけ、200℃に予熱したオーブンで20分焼く。
・じゃがいもは皮ごとゆでると、じゃがいものうまみが残り、また工程5のように皮もするっとむけるのでおすすめです。 じゃがいもが熱いうちに皮をむき、つぶして調味してください。 ・ミートソースの味がなじむので、次の日も温め直して、とても美味しくいただけます。 ・マッシュポテトにはお好みで生クリーム1/2カップ程度を加えるとさらに濃厚になります。 ・焼く際にバターを小さく切ったものを上に散らすと、風味も良く、焼きめがこんがりつきます。
レシピID:496509
更新日:2025/01/22
投稿日:2025/01/22
広告
広告