淡い味わいの冬瓜を、持ち味を生かして薄味で煮含め、海老の旨煮と共に炊き合わせます。素材による味の濃さで、食べた時の味のバランスを取ります。 地味な和食ですが、おもてなしにも通用するお料理です。
面倒ですが、冬瓜の青臭さは一度茹でこぼして洗った後下茹ですると、スッキリとした味に仕上がります。 繊細な食材の冬瓜をあくまで上品に味わえます。 減塩の観点からも、2度茹でることで、従来の下茹でに使う塩を省けます。
鍋にA 出汁400ml、砂糖大さじ1、味醂大さじ1、塩小さじ1/2、薄口醤油大さじ1を煮立たせ、茹でた冬瓜を入れて、煮含める。
海老は、殻付きのまま爪楊枝で背ワタを抜き取り、分量外の塩と片栗粉で揉んで汚れと臭みを取ったら水洗いする。 足をキッチンバサミで切り、お腹の殻を縦にキッチンバサミで切っておく。食べる時剥きやすくなります。
B 酒100ml、味醂大さじ1、醤油大さじ1、砂糖小さじ1を鍋で煮立たせ、下処理した殻付きの海老を煮る。長く煮ると固くなります。殻の色が変わり、身に火が通ったなと思ったら、火を止め鍋のまま冷まし味を含ませます。
ささげは長さを半分に切り、塩茹でする。 ひと結びして冬瓜の煮汁に浸けて味を含ませる。
鉢にそれぞれを盛り合わせ、冬瓜の煮汁を張る。
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トコトコ
初めまして。 お家ご飯でも、盛り付けにひと工夫加えておもてなしがモットーです。 四季折々の食材を大切に、視点を変えて新しい味探しなお料理を日々楽しんでいます。 昔ながらのお料理の基本を大切にしながら、実験的なお料理方法にチャレンジするのも大好きです。 和食が1番好きですが、ジャンルにとらわれない創作料理を考える時が1番ワクワクします。 食育と薬膳の視点から、食材の持つ力を大切にしています。 とにかくよく食べる家族5人のご飯に一日中追われています(汗) お気軽にのぞいてみてくださいね。