コツをおさえて定番おかずに!作り置きもできる「冷やしおでん」
夏に熱いおでんをいただくのももちろん美味しいのですが、夏ならではの食材にしっかり味をしみ込ませて冷やしたおでんも絶品です。
「冷やしおでん」を作る時は、味付けの濃さと具材選びがポイントになります。まず味付けですが、いつものおでんよりちょっと濃い目の味付けの方が、冷やした時に味がぼやけません。
具材は、こんにゃくやしらたき、冷たくても美味しくいただける練り物、夏野菜などを多めに取り入れるのがおすすめです。夏野菜の中でも、トマトやオクラを使うと熱々のおでんにはない鮮やかな彩りが楽しめますよ。肉類を入れたい時は、脂は冷やすと白く固まってしまうので、脂身が少なめのものを使うとよいでしょう。
冷やしおでんは、具材をさっと煮たら冷蔵庫で冷やしながら味をしみ込ませていくので、長時間火を使う必要もありません。そのまま冷蔵庫に入れておいて作り置きおかずとして常備することも可能です。
作り置きにした場合は、なるべく1~2日ほどで食べ切ってくださいね。特に、緑色の野菜は火を通すと彩りの鮮やかさが減っていくので、早めに食べることをおすすめします。
一度は試してみてほしい!夏に食べたい冷やしおでんレシピ4選
さっぱり塩風味で後引く美味しさ!肉巻き冷やしおでん
フライパンで炒めながら作る、さっぱり風味の塩おでんです。味がしみやすいように、結びしらたきや、厚揚げを使っています。厚揚げを豚肉で巻いて脂を吸わせるようにしました。彩りに加えるオクラも塩だしがしみ込んでとろ~りと味わい深くなります。ただし、とろみが強くなってしまうので、オクラはあまり入れ過ぎないようにしてくださいね。
【主な材料】
ひとくち絹揚げ
豚肉
うずら卵(水煮)
結びしらたき
ちくわ
オクラ
塩
●詳しいレシピはこちら
『フライパンで作る冷やし塩おでん』
煮こごりジュレがおもてなしにピッタリ!サラダ仕立ての冷やしおでん
鶏手羽と一緒に具材を煮込むだけ。一晩冷蔵庫で冷やすと、だし汁が鶏手羽のコラーゲンの効果でゼリー状になります。今回は、それをサラダにかけて、ドレッシングジュレの代わりに! キラキラと涼しげで夏のおもてなしにぴったりです。おでんだけでなく、サラダも一緒に食べられて、大満足な一品になります。
【主な材料】
鶏手羽
じゃがいも
ちくわ
結びしらたき
めんつゆ
サラダ(お好みの野菜)
●詳しいレシピはこちら
『冷やしおでん ジュレサラダ仕立て』
おだしもゴクゴク飲み干したい♪エスニック冷やしおでん
鶏がらスープの素やナンプラーを使って、簡単にあっさりとしたエスニックおでんを作ります。鶏肉を自分で茹でてもいいのですが、キッチンに立つ時間はできるだけ短くしたいので、市販のサラダチキンを使ってぱぱっと仕上げてみました。冷やしても鶏の脂が固まることがないので、おだしもスープのように最後まで美味しくいただけますよ。食べる時にパクチーやライムをお好みで添えてください。
【主な材料】
ひとくち絹揚げ
ちくわ
紫玉ねぎ
サラダチキン
茹でコーン
水菜、パクチー
ライム(輪切り)
鶏ガラスープの素
ナンプラー
●詳しいレシピはこちら
『エスニック冷やしおでん』
レンチン調理でお手軽に!オイスターソースが決め手の中華風冷やしおでん
電子レンジを使って簡単に作る中華風のおでんです。肉類は入っていませんが、味付けに使ったオイスターソースでカキのうま味がたっぷり! しっかり冷やしても脂っこくならずあっさりしているので、食欲が落ちてしまいがちなこの時期におすすめです。大根を冬瓜に代えても美味しいですよ。
【主な材料】
大根
結びしらたき
オクラ
ヤングコーン
ミディトマト
鶏ガラスープの素
オイスターソース
●詳しいレシピはこちら
『冷やしおでん 中華風』
熱々のおでんだと、火を入れるごとに味がしみて時間が経ってからの楽しみもありますが、猛暑のこの季節は一度で食べきれる量でいろいろな種類の冷やしおでんを作ってみるのもおすすめです。手に入りやすい材料で手軽に作れるだけでなく、冷やしたまま作り置きできるのがうれしいところ。ぜひ旬の夏野菜も使って、ひんやり美味しい冷やしおでんを作ってみてくださいね。
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