仕事で訪れた鹿児島に美味しいおでん屋さんがあって、その味を思い出しながら作りました。常連さん曰くお持ち帰りするとスープが翌日プルプルに固まるとの事。鹿児島という土地柄、きっと鶏ガラで取った出汁を使っているに違いないと思い、鶏ガラスープと和風出汁を合わせたおでんスープを作ってみました。ほんのり甘い旨みたっぷりのスープが飲み干したくなる、冬の定番にしたいおでんです。
・和風出汁は出汁パックでもOK。お吸い物で500mlあたり1袋が目安であれば、2袋で作ってみて下さい。 ・練り製品は、大根やこんにゃくに比べて長時間煮込む必要がないので、時間差をつけて後からスープに入れましょう。
・鳥もも肉などの具材は食べやすい大きさに切っておく。 ・皮を剥いた大根とこんにゃくは、片面に隠し包丁を入れて下茹でする。 (下茹での目安…大根は水から茹で、沸騰したら弱火で15分程、竹串がスッと通るまで。こんにゃくは、沸騰した湯で2〜3分。)
鍋にA 和風出汁2ℓ、鶏ガラスープの素大さじ2、酒大さじ2、葱の青い部分1本分、生姜の薄切り2枚、鳥もも肉600gを入れ、中火で一煮立ちさせる。灰汁を取り、葱と生姜を取り出す。鳥もも肉に火が通ったら一旦取り出す。(硬くなるのを防ぎ、具材として後で鍋に戻す。)
①にB みりん大さじ2、醤油小さじ1、ウスターソース小さじ1/2を入れ再び沸騰したら、味が染みにくく煮崩れしにくい具から順に入れる。大根、こんにゃく、厚揚げ、茹で卵を入れ弱火で煮込む。大根にスープが染みて色が変わってきたら、①の鶏肉、さつま揚げ、ちくわ、ウインナー等お好みの具を加える。弱火で10分程煮込んだら火を止める。
このまま一旦鍋が冷めるまで放置し、食べる直前にもう一度温めて食べるのがおすすめ。そうする事で味が良く染み込む。
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高橋 はるな
料理家
ワイン&フードコーディネーター レコール・デュ・ヴァン講師 4年制大学卒業後、大手航空会社に勤務し、ワインと食事のマリアージュや各地の食文化に触れ、食への関心を深める。 現在は食品メーカーやTV、カタログ等のレシピ開発、撮影に携わり、ワインスクール、レコール・デュ・ヴァン講師を務める。 子どもと食べるヘルシーで食材の味を感じられる家庭的な味付け、かつワインに合うおつまみレシピが得意。 最近のマイブームはぬか漬けと味噌作り。 夫と2人の子どもと4人暮らし。 現在募集中の講座はInstagramでチェックしてくださいね。 【料理に関する資格】 ・東京會舘クッキングスクール 特選コースディプロマ ・フードコーディネーター ・ワインエキスパート ・WSET level.3 ・ブロンズ認定講師 【受賞】 ・白百合醸造 ロリアンマリアージュコンテスト「 優秀賞」