じゃがいもの産地は?旬はいつ?
ほくほくで甘いじゃがいも1年中スーパーに並んでいて、見かけないことはない食材ですよね。じゃがいもは真夏を避けて「春」と「秋」に栽培されているため、収穫時期は生産地によって時期がずれます。
縦に細長い日本の地形と気候の特徴をうまく活用して季節によって生産地を移動するため、年間を通してじゃがいもをいただくことができるのです。このような仕組みを 「野菜の産地リレー」 と呼びます。じゃがいもに限らず年中いただける野菜が多い理由は、農家さんの研究と栽培技術力によるたまものなんですね。
『男爵(だんしゃく)』 or 『メークイン』どっちを選べばいいの?
最近ではじゃがいもの品種も増えて、種類によって風味や食感の違いを楽しめますが、スーパーで手に入れやすいのは 『男爵』 か 『メークイン』。
どっちを買えばいいか迷うことはありませんか? そんな時は作る料理によって使い分けましょう!
男爵はほくほく感が特徴ですが、長時間加熱すると煮崩れしやすいため、ポテトサラダやコロッケなど潰して使う料理に使うと良いでしょう。一方で 『メークイン』 は男爵に比べて、煮崩れしにくいため、じゃがいもの形状をしっかりと残したい煮物やカレー、シチューなど加熱時間が長い料理に向いています。
ちなみに春頃に流通する「新じゃがいも」と、通常の「じゃがいも」の違いは、「収穫のタイミング」です!
新じゃがいもは、土の中で熟す前に収穫されるため、皮が薄く、水分が多くみずみずしさとしゃっきりとした食感が特徴です。一方で通常の「じゃがいも」は完熟してから収穫されるため、皮が厚く、新じゃがいもに比べて水分が少なくほくほくした食感が特徴です。
これらの特徴を踏まえて、料理別にじゃがいも選びをしてみましょう。
フライドポテトでビタミンC補給!?
意外かもしれませんが、フライドポテトにはビタミンCの含有量が高め! レモン果汁100gのビタミンC含有量が50mgに対して、なんとフライドポテトは100gあたり 40mgとひけをとりません!
理由は、じゃがいもに含まれる 「でんぷん質」 や「厚い皮」がビタミンCの流失を防止する役目があり、ほかの野菜に比べて加熱してもビタミンCが壊れにくいそうです。じゃがいもを蒸すときや加熱する時はできれば 「皮つき」 のまま丸ごと加熱するとよいでしょう。
ただし、フライドポテトはカロリーも高いので食べ過ぎは禁物です! 新鮮なじゃがいもと新鮮な油を使って適量を手作りすればおいしくビタミンCを摂取することができますね。
フライドポテトのレシピはこちら
●青のりたっぷり♪ おつまみポテト
じゃがいもの食感別レシピ
切り方や加熱の仕方によって食感の違いを楽しめるじゃがいも。ほくほく食感だけでなく、もっちり食感まで。食感別にじゃがいもレシピをご紹介します!
炒めて 『シャキシャキ』
【即席1品】 じゃがいもとベーコンのマヨ炒め
じゃがいもを千切りにして炒めるとシャキシャキ食感を楽しめます。シャキシャキに仕上げるためには、切ったあと必ず水洗いしてでんぷん質をとりましょう。このレシピの主材料はたったの2つ! サラダ油の代わりにマヨネーズで炒めるので味付けも楽チン♪
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●【即席1品】 じゃがいもとベーコンのマヨ炒め
煮て 『ほくほく』
【鶏ひき肉で簡単絶品!】 肉じゃが 味しみてます
じゃがいも料理ではずせないのが肉じゃが! このレシピは究極にシンプルに仕上げた、じゃがいも好きのためのじゃがいも好きによる、簡単肉じゃがレシピです。少ない調味料で仕上げますがおいしさは格別です!
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●【鶏ひき肉で簡単絶品!】 肉じゃが 味しみてます
すりおろして 『とろとろ』
ぽかぽか つぶコーンスープ
じゃがいもをすりおろしてとろみをつけるのでなめらかでやさしい口当たり。寒い朝にはもってこい。カラダがぽかぽかあたたまる簡単スープレシピです。
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●ぽかぽか つぶコーンスープ
つぶして 『しっとり』
3時のおやつに ポテトドーナツ
ドーナツにじゃがいも?と思う方も多いと思いますが、実は合うんです。じゃがいものしっとりした食感がドーナツのパサパサ化を防止する役割もあり、ほのかな甘みで大人も楽しめるおやつです。
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●3時のおやつに ポテトドーナツ
いかがでしたか? 寒い時期にあたたかい料理でビタミンCが補給ができるのはありがたいですね。風邪をひきやすいこの季節、じゃがいも料理をおいしく食べて元気に乗り切りましょう!
食感いろいろ!「じゃがいも」記事
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