バーニャカウダはイタリアのピエモンテ州を代表する冬の野菜料理で、「バーニャ」は「ソース」、「カウダ」は「熱い」の意味です。(ちなみにピエモンテ州の州都はトリノです。)寒い季節も美味しく野菜を食べれるように、生クリームたっぷりのホワイトソース仕立てにしました。このソースはバーニャカウダの「素」なので、かなり濃い目の仕上りです。ディップソースで使用する時は牛乳や生クリームでのばすことをオススメします。
このレシピはクセのない使い回しが効く味に仕上げています。アンチョビはペーストを使うと舌触り滑らかになるのでオススメします。冷蔵で1週間ほど日持ちしますが早めにお召し上がりを。 クリーム系のパスタやリゾット、グラタンの味付けに役立ちます。個人的に白和えの味付けに使用しましたが、和食でも美味しく活用出来ますよ。クリスマスからお正月にかけて幅広く使えそうなソースです。瓶詰にしてお裾分けも出来ますよ!!
にんにくの皮とヘタを取り、鍋に入れて、かぶる位の水をはり、臭みを取るために牛乳を加えてから、にんにくに串がスッと刺さる位まで煮る。
別の鍋にA アンチョビペースト1本(60g)、オリーブオイル大さじ1、輪切唐辛子5個、胡椒小さじ1/2を入れ、[1]のにんにくを潰して加え、香りが立つまで弱火で炒める。
生クリームを[2]に加えて中火で煮詰める。つや、とろみがつくくらいが目安。鍋底を焦がさぬように、また吹きこぼさないように火加減に注意する事。
耐熱容器に移して粗熱を取り、冷蔵庫で冷やす。
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前澤 泰爾
長野県生まれ。 大学卒業後、メンズカジュアルブランドの販売員としてアパレル企業に就職。 ファッションコーディネートを学びながらも、料理の世界に興味を持ち、飲食業に転職。 都内飲食店にて調理業務に携わり、独学にて調理師免許取得。イタリア料理店、スペイン料理店、ハワイ料理店などの店長、料理長を経て、日々食材や料理、人と向き合う。 その後、今までとは違う角度や観点から料理の世界を学ぶため、祐成陽子クッキングアートセミナー54期生として、食に係わるコーディネート、スタイリングを学び、フードコーディネーターの資格を取得。