旨みのあるふんわりジューシィなさばと色鮮やかな春野菜で作る、ごちそう感のある南蛮漬け。食べやすいまろやかな漬けだれです。ふんわり香るカレーの風味がとにかく食欲をそそります。
◆電子レンジは600Wの場合の加熱時間です。 ◆できたてよりも、しばらく置いて味をなじませた方がおいしくなります。
さばは3枚におろして魚用骨抜きで小骨を丁寧に取り、ヒレなども切り落として食べやすい大きさに切る。塩少々(分量外)を振って10分おく。
その間に他の具材と漬け汁を準備。 新玉ねぎは繊維に沿って薄切りにする。 菜の花は食べやすい長さに切り(根元が太い場合はさらに縦半分に切り分ける)、ラップをして電子レンジで約2分加熱する。すぐに冷水に取り、水けをしぼる。
耐熱容器にA 昆布出汁1カップ、酢大さじ4.5、きび糖大さじ3、薄口醤油小さじ2.5を入れて、電子レンジで約1分加熱する。熱いうちに新玉ねぎを入れて味をなじませておく。
1) のさばをさっと洗って水けをよく拭き、よく混ぜたB 片栗粉大さじ1、カレー粉小さじ1/2を薄くまぶす。多めの油を熱し、皮面から並べ入れて両面揚げ焼きする。
さばがカラリと揚がったら、3) に混ぜ入れる。 最後に菜の花も加え、全体をあえる。
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庭乃桃
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士。 大学院でヨーロッパの歴史・文化を専攻し、現地へ留学。結婚をはさんで数年を過ごすなか、生活のベースとしての「食」の大切さを改めて感じて食の道へ。その土地ごとの暮らし・風土からうまれる料理や食のありかたを学ぶ。 現在は、料理家として企業向けレシピの開発やスタイリング・撮影を手がけるほか、食に関する書籍・コラムの執筆や翻訳、講演など多方面で活動中。 2020年、欧州連合(EU)の食品・飲料プロモーション「パーフェクトマッチ・キャンペーン」で、EU食材×日本食材のマッチングによる季節のオリジナルレシピを開発・監修。広尾のヨーロッパハウス(駐日欧州連合代表部)、国内最大の”食”の見本市・ファベックス関西ほか会場で、同キャンペーンの基調講演をおこなった。