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2014.12.28

ごはんを盛る。

キーワード
バランス こしょく ごはん
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こんにちは。ちょりママこと西山京子です。

今年もそろそろ終わり。Nadiaコラム2014年の最後の更新となります。
始めたばかりですが、また来年も日々のごはんと食育を少しずつつなげていけたらいいなと思います。

前回やっと出てきました 4つの「こしょく」
覚えてますでしょうか?
「弧食」「固食」「個食」「小食」

どれも「こしょく」と呼び、それぞれ微妙に意味が違うのですが、
でも実は繋がっているものなのです。そしてそのつながりは日々私たちが食べている「ごはん」に繋がっている。

今日は4つの「こしょく」を支える日々のごはんの中で私たちが毎日摂取しているといっても過言ではない「ごはん」について繋げてみようかと思います。


私はずっとパン党でした。
毎食パンでもよいと思うくらいのパン好き。
食パン、フランスパンなどのシンプルなパンも好きだったし、甘い菓子パンも大好き。
好きが高じてパン教室に通って学んだこともありました。

結婚当初は共働き。
毎日夜遅くまで仕事していてごはんを作るかといえば、サラダくらい。
帰りがけに立ち寄るスーパーの値引き惣菜にお世話になったものです。

子どもが出来て家に入ってごはんを作るようになって、「ごはん」は毎日の食卓に上がるようになってきました。
「ごはん」党の主、娘がいたというのもあったけれど。

それでも自分がお米に対して興味を持ち始めたきっかけは仕事でした。
お米がこんなに美味しいなんて。
産地でこんなに味が違うなんて。
とぎ方でこんなにおいしさが変わるなんて。
塩だけでむすぶ塩おむすびがこんなに美味しいなんて。

このコラムの第1回目に出てきた「塩おむすび」のこと。
手でむすんでみて欲しい。おむすびってこんなに美味しいんだって。

 

おむすびだけでなくいつも食べてる「ごはん」もまた、その力は本当にすごい。
朝は「ごはん」でないと体が温まらないんだ、という主。
「ごはん」を食べないと途中できゅ~っと力がでなくなっちゃうの、という娘。
和食はもちろん、洋風、中華、エスニック、どんな料理にも合う「ごはん」ってすごいと思うのです。
無敵な食材です。

ときにはパンもいい、麺もいい。
でも「ごはん」は日本人の体に不可欠なものだと思うのです。


「ごはん」を 『盛る』と『よそう』または『よそる』。
どれも聞いたことのある言い方です。
どんな違いがあるのでしょう。

『盛る』
山盛り、てんこ盛りの「盛る」と同じ意味で、ごはんを山のような形になるようにすることから『盛る』と言われるようになりました。
万葉集でも歌われ、実はかなり古くから使われていた伝統的なことばです。
『よそう』
身だしなみを整える。そこから「装う」=よそうと同じ語源で、整えるのが本来の意味。
食べ物を器に整えて食卓を用意することから「よそう」が使われるようになりました。
『よそる』
『盛る』と『よそう』が一つになった混合語。
三つの中で一番新しい言葉ですが、100年以上も前の辞書にすでに載っていたので、最近の言葉ではないのですね。

主菜、副菜、汁物などがバランスよく整った食卓、家族が囲んだ食卓。
私たちが幼かった頃日々のごはんで当たり前だった食卓の光景。
まずは「ごはん」を誰かに「盛って」もらおう。

「ごはん」のおいしさがいつもと違うのです。

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