じゃこの旨みを吸ったとろけるようななすがおいしいかんたん煮物。夏から秋にかけては冷やして常備菜にするのもおいしいですし、煮汁をそうめんのつけだれにして一緒にいただくのもおすすめです。たっぷりのなすがペロリ!といただけます。
◆ふつうのなすのほか、皮のやわらかい長なすなどで作るのもおすすめ。 その場合、火が通るのが早いので煮る時間を短めに、調味料もやや少なめにします(酒・みりん各大さじ1/2~、醤油を小さじ1程度)。 ◆なすに一度油をまわしておくことで、食べごたえと深いコクが生まれます。 煮ている間になすの皮の色がところどころ落ちてきますが、一度冷めると落ち着きますのであまり気にしなくて◎
ちりめんじゃこは、鍋で一度乾煎りしておく。
なすはヘタを取って縦半分に切り、長さも半分に切って、 火が通りやすいよう皮面に格子状の切り込みを入れる。 それを塩水(分量外)につけてアク抜きする。 (※写真は長なすを使用しているので8cmくらいの長さに切っています。)
鍋に油を熱して、水けをよく拭いたなすを軽く炒める。
なすに油がまわったらA だし汁1カップ、酒大さじ1、みりん大さじ1、醤油小さじ1~1.5を加え、落としぶたをしてなすがやわらかくなるまで(※なすの種類や状態にもよりますが5~10分ほどを目安に)ふつふつするくらいの火加減で煮る。
火を止め、ちりめんじゃこを混ぜ入れる。
薄切りにしたみょうがと共に器などに盛り、粗熱が取れるまで冷ますと いっそう味がしみて美味しくなります。
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庭乃桃
料理・食文化研究家
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士 / フードライター どこの国のお料理でも、 しみじみとおいしいものが好きです。 ○旬の食材、季節感を大切にしたおかず ○ひと鍋で作れる欧風家庭料理 ○簡単エスニック などを作っています。 企業向けレシピの開発や 食関連の書籍・コラムの執筆、 翻訳、講演など活動中。