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コチュジャンの深い旨みと香りが食欲をそそる、ご飯にぴったりの肉じゃが。 ポイントは牛肉を使うことと、肉の下味のつけ方。炒めて煮るだけなので、思いのほか簡単にできます。
◆コチュジャンは、あらかじめ牛肉に下味としてみ込んでおきます。お肉の出汁と一緒になって、深い旨みが引き出されますよ。 ◆作りたてよりも一晩置いたほうがより味がなじみます。
・牛肉は食べやすく切ってA コチュジャン小さじ2~3、にんにく・おろし1/2片分、ごま油小さじ2をもみ込む。 ・じゃがいもは皮をむいて芽を取り、大きめのひと口大に切ってから 水にさっとくぐらせて水けを切る。 ・玉ねぎはくし型に切る。 ・にんじんは小さめのひと口大に乱切りにする。 ・糸こんにゃくは熱湯で下ゆでしてザルにあげ、食べやすい長さに切る。
厚手の鍋に牛肉を広げ入れ、火にかける。 強めの中火で炒めて肉の色が半分ほど変わったら端に寄せ、 あいたところにじゃがいも、玉ねぎ、にんじんを入れて炒め合わせる。
じゃがいもの縁が透明になってきたら、糸こんにゃくも加えて炒め合わせる。
B 水2カップ、醤油大さじ4、酒、みりん各大さじ3と1/2、きび糖大さじ2と1/2を加えてひと煮立ちさせ、アクがあればとる。 蓋をして中弱火で約10分煮て、その後、蓋をとり、水分を飛ばしながらさらに5分ほど煮る。
彩りにあれば下ゆでしておいたいんげんを加え、2~3分煮る。
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庭乃桃
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士 / フードライター。 企業向けレシピの開発、スタイリング・撮影、 食関連の書籍・コラムの執筆、翻訳、 セミナーイベントへの登壇、講演など 幅広く活動しています。 ●旬の食材、季節感を大切にしたおかず ●ひと鍋で作れる欧風家庭料理 ●簡単エスニック 大学院でヨーロッパの歴史・文化を専攻、 現地に数年在住。日本食が食べたくて 食材や調味料にあれこれ工夫した経験や、 ヨーロッパの家庭料理・郷土料理を学ぶことで触れた 各国の食文化や食への取り組みなど、 レシピにも活かしていけたらと思います。 2020年、欧州連合(EU)の 食品・飲料プロモーション 「パーフェクトマッチ・キャンペーン」で、 EU食材×日本食材のマッチングによる 季節のオリジナルレシピを開発・監修。