レシピサイトNadia
    • 公開日2017/11/08
    • 更新日2017/11/08

    【お刺身や煮物、揚げ物まで】これから旬!「ブリ」を美味しく食べ尽くそう

    これから旬を迎えるブリ。脂がのって身が締まったブリは、冬の味覚の代表格ですね。ブリ大根や照り焼きなどがおなじみですが、今回はアレンジ料理もご紹介します。冬ならではの味わいをたっぷり楽しみましょう。

    このコラムをお気に入りに保存

    22

    気になるコラムを保存して、後で読み返そう!

    【お刺身や煮物、揚げ物まで】これから旬!「ブリ」を美味しく食べ尽くそう

    「魚」へんに「師」と書く通り、師走に脂がのって、旬を迎えるブリ。夏に北の海で栄養を蓄え、秋から初冬にかけ南下した産卵期前の冬のブリは、脂がのって身がしまり、その味わいは格別です。

     

    今が旬!美味しいブリを見極めよう

     

    出世魚のブリ

    成長によって呼び名が変わる出世魚のブリ。関東では、小さいものからワカシ、イナダ、ワラサ、ブリと大きさによって呼び名が変わります。
    また、関西では、ツバス、ハマチ、メジロ、ブリと呼ばれ、また、他にも地域によって呼び方は様々あるようです。出世する魚として縁起のいいブリは、大晦日などの年越しの食事などでよく使われます。

     

    買うときのポイント

    さて、みなさんは、ブリを切り身で買うとき、どんなものを選んで買っていますか?

    上の写真の左側は背側の身、右は腹側の身。皮の色を見ると背の方は青黒く、腹側は銀色です。

    背側はあっさりとした味で、腹側は脂がのって、とろけるような食感です。どちらが美味しいかは好みですが、照り焼きは背側、塩焼きやしゃぶしゃぶは腹側など、料理によって使い分けてもいいですね。

     

    天然のブリと養殖のブリ

    上の写真は、どちらも背側の身ですが、右が天然、左が養殖のものです。
    赤みがかった色をしている天然のブリは、身が締まっていて脂はしつこくないのが特徴。白っぽい色をしている養殖の方は、脂が多く柔らかい食感です。

    天然のものも、養殖のものも、切り身を買う場合は、血合いの色が黒ずんでいないもの、身にはりと艶があるもの、ドリップが出ていないものを選ぶようにしましょう。

    さあ、好みのブリを準備したら、早速、お料理スタートです!

     

    旬のブリを美味しく食べつくすレシピ

     

    【まずは定番】ブリ大根

    定番料理、ブリ大根。旬のブリと大根の組み合わせは、冬ならではのご馳走。甘辛く煮込んだブリはほろっと、そしてブリの旨みが染み込んだ大根がたまらない美味しさですね。

    ブリは、ダシがでるアラをぜひ使ってください。アラと切り身を両方つかえば、ダシも身の美味しさも両方味わえるのでおすすめです。

    おいしく作るには、ブリの下ごしらえをきちんとすること。お湯を沸かし、ブリを入れて表面の色が白くなったらザルに上げて冷水にとり、うろこや血などの汚れを手早く洗い流します。

    また、煮込むときには、鍋の蓋をせず、落し蓋で煮るのもポイント。落し蓋をすることで、臭みがこもらず、煮汁が均一に回ります。

    出来上がったら、そのままでもおいしいのですが、仕上げに粉山椒を振るとすっきりとした風味が、ブリ大根のおいしさを引き立ててくれます。

    くわしいレシピはこちら
    ●『ブリ大根 山椒風味』

     

    【お刺身で】胡麻だれブリのだし茶漬け

    とろりと脂がのったブリのお刺身は、わさび醤油でいただくのはもちろん、しゃぶしゃぶでいただいても、脂がほどよく落ちておいしいですね。また、ちょっと目先を変えて、胡麻だれで和えたブリを使っただし茶漬けもおいしいですよ。

    胡麻だれのブリをあつあつご飯にのせて、まず一口。その後、だし汁をかけてだし茶漬けに。つい何度もおかわりしたくなる美味しさです。

    くわしいレシピはこちら
    ●『胡麻だれブリのだし茶漬け』

     

    【照り焼きで】ぶりのねぎま焼き

    焼き物といえば、ぶりの照り焼きが定番ですが、ブリと相性のいいネギを使って、焼き鳥風に串焼きにしてみました。一口サイズなので食べやすく、食欲をそそそる甘辛味は、おつまみにもご飯のおかずにもぴったりです。

    ブリは、塩を振ってしばらくおいてからキッチンペーパーで水分を取ってから使うのがおいしく作るポイント。フライパンで作るので手軽にできます。

    くわしいレシピはこちら
    ●『ブリのねぎま焼き』

     

    【揚げて】ブリと舞茸の揚げおろし煮

    ブリと舞茸を油でカリッと揚げて、大根おろしでさっと煮ました。揚げたブリはふっくらと香ばしく、舞茸の香りと刻んで加えたセリの香りもよく、さっぱりといただけます。

    https://oceans-nadia.com/user/31349/recipe/207532

    くわしいレシピはこちら
    ●『ブリと舞茸の揚げおろし煮』

     

    おもてなしにも。旬のブリで冬を満喫しよう!

    とろりと脂がのったぶりは、刺身はもちろん、食欲をそそそる甘辛味に煮たり焼いたり、ふっくらと揚げ物にしたりと、いろんな料理法で楽しめます。

    出世魚で縁起のいいブリは、年末年始のおもてなしにも喜ばれますね。旬のブリをおいしく料理して、冬ならではの味わいをたっぷり楽しみましょう。




    ほかにもあります!「魚」記事!
    ・【今が旬】初めてでもできる!あじのさばき方・下処理の手順とコツ
    ・切り身魚を使って作る!野菜もたっぷりなボリュームおかずまとめ
    ・短時間で完成!塩焼き以外にもおいしいさんまの食べ方

    キーワード

    このコラムをお気に入りに保存

    22

    気になるコラムを保存して、後で読み返そう!

    SNSでシェアしよう

    Nadia編集部おすすめコラム

    関連コラム

    「大根」の基礎

    「ぶり」の基礎

    このコラムを書いたArtist

    笠原知子
    • Artist

    笠原知子

    • フードコーディネーター

    フードコーディネーター・ スパイス香辛料ソムリエ・ パソコンインストラクター 素材の組み合わせ、スパイスや香味野菜使いなど、 家庭料理に一工夫加えて、 お酒とともに楽しむ普段の食卓が、 より賑やかになるようにレシピを考えています。

    にゃでぃあのおすすめ!
    「料理家」という働き方 Artist History