結婚した頃、まだお煮しめを自己流に作って味がまばらで困っていた時に、鈴木登紀子先生の美味しいお煮しめに出会いました。 これをヒントに干ししいたけの戻し汁を入れたりと、アレンジしながら今でも作り続けています。 このお煮しめは下ごしらえは大変ですが、ただ煮るだけ、冷ますだけで、簡単に美味しい煮物が出来ます。 これからの季節に、またお正月にぜひ作っていただきたいです。 このレシピは1月に作り、長い間下書きにしていましたので、料理工程の写真は有りませんが、文章を読むだけで、誰でも簡単に作れると思います。 また、ご質問などございましたらコメントをして下さいませ。
下準備
・鶏もも肉は周りの脂を取り、1.5cmの厚さに削ぎ切りに切る。
ザルにのせ熱湯をかけて脂抜きをする。
・干ししいたけはひたひたの水に入れて戻し軸を取る。
もどし汁はあ出汁に使うので取っておく。
・里芋はたわしで泥を落として洗い、天地を切り、皮を下から上に向けて厚めに切りながら形を整え水に放す。
塩を少々加えた水の中に入れて強火で茹でザルに上げ、これを2~3回繰り返してぬめりを取るために茹でこぼす。
・にんじんは皮が奇麗だったら剥かずに7~8ミリの厚さで切る。栄養価が高まるので皮は剥きません。
・ごぼうはたわしでこすって洗い、3~4cmの長さに切りそろえ、酢を少々入れた水に放しアク止めをし、ミ水野色が変わったら水でさっと洗い流しザルに上げ水気を切る。
・こんにゃくは沸騰した湯の中に入れて5分ほど茹でる。人肌に冷めたら6~7ミリの厚さに切り、真ん中に1cmほどの切れ目を入れくぐらせ手編みこんにゃくを作る。
・れんこんは7~8cmの厚さに切り、皮を厚めに切って酢を少々入れた水に放す。
・厚揚げは余分な油を取るために沸騰した湯で茹でこぼす。厚めに切る。
大きな鍋に結び昆布と干ししいたけの戻し汁を入れ、下処理をしたこんにゃく、干ししいたけ、鶏肉、里芋、花にんじん、ごぼう、れんこん、厚揚げ、かつおと昆布の出汁を加えて強火で煮る。 途中、灰汁が出てくるので丁寧にすくう。 ※出汁の取り方 水1リットルに対し、10cm角の昆布を入れて3時間ほど置く。強火にかけ、煮立ってきたら昆布を取り出し、かつお30gを入れて10分ほど煮立たせたら完成。 人肌に冷めたらペーパータオルやふきんなどを使い丁寧に濾す。 出汁は2リットルぐらい用意します。
灰汁を取った工程2にA しょう油(薄口しょうゆ)100ml、てんさいオリゴ糖大さじ3、日本酒大さじ3、みりん大さじ2、塩小さじ1/2の調味料を入れて30分、落し蓋をして煮る。 里芋に火が通ったら火を止め、完全に冷ます。 それぞれ具材を分けて、密閉容器に煮汁も入れて、冷蔵庫で保存する。
盛りつけるとき、彩に塩ゆでをした絹さやを添える。
鍋に入れたら必ず落し蓋をして下さい。 端で材料をかき混ぜないことです。 画像に出ている出汁昆布を丸めて楊枝で突き刺して結び昆布と一緒に煮込んでも良いです。
レシピID:443712
更新日:2022/08/29
投稿日:2022/08/29