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2015.10.25

わんこの食コラム∇。・ェ・。∇ドッグフードの歴史と傾向。

キーワード
ハロウィン ドッグフード 手作りごはん
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こんにちわー♪


L.pinonのmihoです。

 

あっと言う間に10月ももう終わり。

 

もうすぐハロウィンですね^^
写真は昨年のハロウィンに作ったわんこ用のアイシングクッキーです。

クッキーはカボチャのクッキー、アイシングはヤギミルクと
それぞれのカラーは野菜の色です。

今年のハロウィンは何を作ろう♪

 


 

 

本題に入りまして、今回のコラムはドッグフードのことを。

今や日本の90%のわんこ達のごはんはドッグフード。

 

〜例えば日本人の90%の人のごはんがクッキーだとしたら〜

あなたはビーフクッキー、私はフィッシュクッキー、隣の人はチキンクッキー。

子供用クッキーに、大人用にシニア用に
肥満対策クッキーに骨を丈夫にするクッキー。

穀物フリーのクッキーにアレルギー対策クッキー。

さらに病院で処方される肝臓病対策クッキーに心臓病対策クッキー・・

ありえないような事だけれど、わんこの世界では当たり前の事。

こうやって置き換えて考えると、ドッグフードのこの市場はすごいと思います。
 

ところで、犬が人と暮らし始めたとされたのは紀元前4万年前〜1万年前(諸説あり)と言われていますが、ドッグフードの歴史はどのくらいかご存知ですか?

歴史を少し見てみます。

 

〜ドッグフードの歴史〜

世界初のドッグフード事業化はイギリスで1860年
ビスケットから始まりました。


今メインとなっているドライドッグフードが最初に販売されたのは1927年
アメリカのゲインズ社が始まりでした。


そして日本で初めて発売されたのは『ビタワン』1960年のことです。

日本に入ってきたキッカケは、鶏、豚、牛の家畜用配合飼料会社である共同飼料株式会社のオーナーが、アメリカでの市場調査の際にスーパーに沢山並んでいるペットフードに目を留めたことが発端になります。

パッケージをみた所、原材料名の多くが家畜の配合飼料の原料と同じだっため
配合飼料の原料をペットフードにも利用出来る可能性を知りドッグフードの製品化を決意。
ビスケットメーカーの力を借り1960年の販売に至ります。


国内販売は今から55年前
55年で90%のシェアになりました。

 

実際に1989年にはペットフード産業への新規参入が相次ぎ、ペット業界がバブル経済に突入したことが記載されている記念史が残っています。
 

こうして日本だけではなく世界的に爆発的に市場を伸ばしたところで、2007年にアメリカなどでドッグフードへの中国産原料によるメラミン混入で犬猫の死亡が相次ぎ発生し、大規模なリコールが起きました。
日本でもその影響を受けて今の『ペットフード安全法』が2009年に施行された経緯があります。
 

元々は人の食で余ったものを回す2次産業として発展し、安い!!便利!!が一番の売りだったドッグフード。

ドッグフードの最初のライバルは家庭で残ったごはん、いわゆる昔で言う残飯と言われるものでした。


今でも安いものでは100gあたり10円台で販売されているフードもありますが
人の食も健康志向の時代に入り、ペットを家族として迎えるようになってきた今の時代では機能性フードやプレミアムフードなどが求められ企業もニーズに合わせ力を入れています。
 

〜現在のペットフードメーカー各社の商品開発の方向〜

①プレミアム、スーパープレミアムブランドの育成

②ライフステージ別、特に犬の高齢化に伴うシニア対応商品

③小型犬、超小型犬対応商品

④肥満防止対応商品

⑤機能性成分強化商品などがあげられています。

 

⑤の機能性成分強化商品の中では
肥満防止、排泄物臭気の対策フードに力が入れられている事が
各メーカーの特許出願内訳より見受けられます。

 

時代と共に進化しているドッグフード。
動向を見ていると、人との共通点が多くあることに気がつきます。

人も肥満、アレルギーなどは大きなキーワードになっていますが
ペット業界もまたこれと同様のキーワードが溢れ、そしてサプリも同様に売れ行きを伸ばしています。

特にアレルギーと言われるわんこの多さには驚きます。


また病気も同じで、昔の人の死因は感染症が大多数で
犬もフィラリアや感染症が大多数の死因でしたが


医療の進歩で感染症が少なくなった今では

 

〜現在の死因Top3〜

人・・・1位.ガン 2位.心臓病 3位.肺炎

犬・・・1位.ガン 2位.心臓病 3位.腎不全

これらの関係性にはやはり食も大きく関係しているのではと感じます。

 

人は欲があったり付き合いなどもあるのでコントロールが難しい面もありますが
わんこ達は私たちがあげるものが100%全て。


出来るだけ健康に長生きして欲しいと言う消費者側の想いが、今のペットフード開発の動向を見ても感じる事が出来ます。

 

わんこ達が番犬だった昔よりも家族として受け入れられている傾向が見えます^^*

 

さて、そんなドッグフードの種類とそれぞれの特徴を見てみましょう。

 

 

それぞれだいたいの水分量は決められていて
ドライフードにおいては13%を越えるとカビなどが発生するため10%以下でなくてはいけない決まりになっています。


加熱発砲処理とは、ドッグフードを製造するときの”エクストルーダー”と言う機械を
使っているものをさします。(ドライでエクストルーダーを使っていないものもほんの一部ですがあります。)

 

次回以降は
そんなドライフードの製造方法と、添加物、選び方などを順にお伝えします^^

 

 

 

 

参考文献/ 資料
ペットフード・ペット医薬品の最新動向

Latest Trends in Pet Foods and Drugs
ペットビジネスプロ養成講座フードアドバイザー

日本アニマル倶楽部犬猫死亡原因病気Top10
厚生労働省死因順位


 

 

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