週末に作り置きしておけば、平日のお弁当や夕食、朝食の一品に使える便利な「作り置きおかず」。いつも同じ調理法だと飽きてしまう作り置きおかずも、調理のバリエーションが増えれば、毎日の食卓の楽しみが増えますよね。この連載では「簡単、美味しい、何度も作りたくなる!」をテーマに、おすすめの作り置きおかずをご紹介します。
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今回のテーマは「にんじん」です。定番野菜のひとつであるにんじんは、比較的保存も利くため、じゃがいもや玉ねぎといった野菜とともに「常備野菜」として家にストックしてある方も多いのではないでしょうか。煮物や炒め物、サラダに汁物と、さまざまな料理に使えるため、とても重宝しますよね。みなさんもご存知の通り、栄養も満点の根菜です。
しかし、にんじんが主役になるおかずは意外と少なく、脇役になりがち。そこで今回は、にんじんを主役級にいただける、美味しい作り置きレシピを3品ご紹介します。
決め手はオイスターソース!「にんじんと鶏肉のこってり煮物」
まず1品目は煮物です。「煮物は子どもがあまり食べてくれなくて…」という声をよく聞きますが、オイスターソースを最後に加えてコクを出し、こってりとした味付けに仕上げているので、子どもでも食べやすい味になっていますよ。もちろん大人も大満足の作り置きおかずです。
【材料(4人分)】
にんじん 1本(約150g)
鶏もも肉 1枚(約300g)
しいたけ 4枚
サラダ油 小さじ1
オイスターソース 大さじ1
A水 300ml
A砂糖 小さじ1
A酒・醤油・みりん 各大さじ1
【作り方(調理時間10分)】
1. にんじんはピーラーで皮をむき、乱切りにする。鶏もも肉はキッチンペーパーで水気を拭き取り、ひと口大に切る。しいたけは軸を取り半分に切る。
2. フライパンにサラダ油を引き強火で熱し、鶏もも肉の皮目を下にして並べ、焼き色が付いたら裏返す。
3. にんじんとしいたけを加え、油が回るまで炒める。Aを加え、沸騰したら蓋をして中火で15分煮る。
4. 蓋を取り強火にして、フライパンを揺すりながら、煮汁がなくなるまで煮詰める。
【コツ・ポイント】
・鶏もも肉の皮目は焼き色が付くまでじっくり焼くと、香ばしくなります。
・にんじんの乱切りは、にんじんの細い部分から包丁を斜めに入れて、切ったら手前に少し転がして切る、を繰り返してください。
【保存方法・保存期間】
・保存容器に入れて冷蔵保存で2日
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人参と鶏肉のこってり煮物【作り置き】
アレンジも自在!「基本のキャロット・ラぺ」
次はにんじんが主役のおかず、キャロットラペです。はちみつを加えているので、とても食べやすい味に仕上がっています。彩りも良いのでお弁当のおかずにもぴったりですし、パンにたっぷり挟んでサンドイッチにするのもおすすめです。
【主な材料】
・にんじん
・酢
・はちみつ
詳しいレシピはこちら
基本のキャロット・ラぺ
甘みがぎゅっと凝縮された「蒸しにんじんのチーズサラダ」
最後はにんじんの蒸し焼き料理です。にんじんを蒸し焼きにすると、野菜本来の甘みがぐっと凝縮されて美味しいんですよ。パルメザンチーズで味付けをしているので、まろやかな味わいで、きっとやみつきになること間違いなしです。
【主な材料】
・にんじん
・パルメザンチーズ
詳しいレシピはこちら
蒸し人参のチーズサラダ【作り置き】
お料理に少し添えるだけで食卓が華やかになる「にんじん」。普段は脇役になりがちなお野菜ですが、ちょっとした工夫で立派な主役にもなりますよ。冷蔵庫にいつもある野菜だからこそ、いろいろなバリエーションのにんじん料理が楽しめたら良いですよね。今回ご紹介したレシピが、みなさんの参考になればうれしいです。