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とろけるようなやわらかロールキャベツとペンネを、パルミジャーノ・レッジャーノの出汁で煮込んだボリュームのある一皿。焼きつけることで旨みを閉じ込めたロールキャベツに、スープのおいしさを吸ったペンネが絶品。どこかほっとするマンマの味をお鍋ひとつで作ります。
◆パスタは製造過程で塩が添加されていないので、スープの中でそのまま煮込んでしまってOK。味がよくしみて最高においしくなります。 ◆味の決め手はスープに加えたパルミジャーノ・レッジャーノの外皮(なければチーズ本体でも可)。とても良い出汁が出て、そのスープを吸ったペンネが絶品の味に仕上がります。食べる時にもおろしたチーズをたっぷりかけてどうぞ。
Aの牛乳とパン粉は先に合わせておく。
キャベツはラップをかけて、電子レンジ(600W)で約8分加熱してから冷ます。 芯の部分(太い葉脈)はそぎ取り、他の野菜とともにみじん切りにする。
ボウルにあいびき肉とキャベツの芯、玉ねぎの3/4量(150g分)、マッシュルームを入れる。 A 牛乳大さじ2、パン粉大さじ2、塩小さじ1/2、こしょう、ナツメグ各少々を加えて粘りが出るまでよく混ぜたら、それを等分し、キャベツの葉でしっかりと包む。
厚手の鍋にオリーブオイルを熱してロールキャベツを巻き終わりから並べ入れ、 全体に焼き色をつけて一旦取り出す。
油を足してセロリと残りの玉ねぎを炒め、白ワインを振る。 強火でアルコール分を飛ばしてトマト缶とB 水1カップ、トマト缶1缶、塩小さじ1/4、砂糖少々、こしょう、ガーリックパウダー、オレガノ各少々、ローリエ1枚、パルミジャーノ・レッジャーノの外皮25g (※刻んだもの)を加え、煮立ったらロールキャベツを戻し入れる。弱火で蓋をし、約20分煮込む。
ペンネをロールキャベツの間に沈めるように入れて、袋の表示時間にしたがって煮込む。
器に盛り、おろしたパルミジャーノ・レッジャーノをかけていただきます。
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庭乃桃
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士 / フードライター。 企業向けレシピの開発、スタイリング・撮影、 食関連の書籍・コラムの執筆、翻訳、 セミナーイベントへの登壇、講演など 幅広く活動しています。 ●旬の食材、季節感を大切にしたおかず ●ひと鍋で作れる欧風家庭料理 ●簡単エスニック 大学院でヨーロッパの歴史・文化を専攻、 現地に数年在住。日本食が食べたくて 食材や調味料にあれこれ工夫した経験や、 ヨーロッパの家庭料理・郷土料理を学ぶことで触れた 各国の食文化や食への取り組みなど、 レシピにも活かしていけたらと思います。 2020年、欧州連合(EU)の 食品・飲料プロモーション 「パーフェクトマッチ・キャンペーン」で、 EU食材×日本食材のマッチングによる 季節のオリジナルレシピを開発・監修。